翻訳会社 ジェスコーポレーション

TEL:045-315-2020(AM9:00〜PM6:00)

技術翻訳 特許翻訳 法務・法律翻訳 生命科学翻訳 多言語翻訳   
翻訳会社JES HOME > 生命科学翻訳

生命科学翻訳


生命科学の各分野で経験豊富な翻訳者が多数在籍しています

ジェスコーポレーションの「生命科学翻訳」は、バイオテクノロジー、医薬、医療機器、農学、保健学、栄養学、森林科学、海洋学等、それぞれの分野に経験豊富な翻訳者が担当いたします。
また言語に関しても、英語のみならず、中国語、韓国語、ベトナム語、インドネシア語等、多様な言語の経験があります。
生命科学に関する翻訳は、ジェスコーポレーションの翻訳スペシャリストにおまかせください。

<生命科学翻訳の取扱分野>
農業資材技術(育種、肥料、農薬)、農業関連技術(土木、機械、情報)、栽培、農業バイテク製品、遺伝子組み換え農産物、人口呼吸器、麻酔器、内視鏡、血圧計、ゲノム創薬、抗体医薬、アンチセンス医薬品、分子標的薬、分子生物学、腫瘍学、臨床試験、生物学、畜産学、植物、作物生産管理システム、生化学、生態学、水、加工食品、漢方薬など



生命科学の翻訳実績


過去の翻訳実績の一部を下記にご紹介させていただきます。
<日本語⇒英語>
精密農業への取り組みとその実際例
接ぎ木の技法と応用例
タンザニア研修資料
解説書 -生物多様性編-
超高速ゲノム解読装置の開発
生命プログラム再現科学技術推進に関して
イネゲノム解析
ジャポニカアレイ設計
ヒトゲノムDNAアレイ
医療用電子機器および医療用電子機器の制御方法
欧米業界手術器具レーザー刻印の概要
大学院医学研究論文
蛍光顕微鏡システム比較表
体外循環症例データベース
無線伝送式pHメーター
MEDICA報告書
健康関連ディスカッション
コホート説明書/コホート同意書
MRI 説明書/MRI 同意書
インフルエンザの流行に備え
歯科と健康管理
公衆衛生リーフ
塩試験方法
安全衛生監査規程
安全衛生管理資料
吸汗速乾
<中国語⇒日本語>
医薬包装規程一覧
禁止されている食品添加物について
化学肥料と農作物に関する報告書
農業関連技術向上へ向けて
農薬と遺伝子組換え技術について
精密農業の実態調査
土壌環境制御技術
遺伝子組み換え農産物、水産物の安全性に関する論文集
果実栽培における農薬の使用に関する各種規則及び通達等
遺伝子組み換えベクターとしての大腸菌及びレトロウイルスの可能性
農薬の製造方法
遺伝子組み換え作物の安全性に関する各種規定及び通達等
動物用医薬品のGMP
各種農薬等に関する国家標準
人獣共通感染症に関する論文
<日本語⇒韓国語>
医療器具(歯科・医科製品)カタログ
カプセル内視鏡カタログ
工業用内視鏡・X線カタログ
外国人結核患者の看護と外国語対応
結核への外国語対応に関するアンケート
 日本語⇒ベトナム語>
外国人結核患者の看護と外国語対応
結核への外国語対応に関するアンケート
衛生管理マニュアル
<日本語⇒フランス語>
日本の医療保険制度について
<日本語⇒スペイン語>
バイオの研究開発と予算について
精密農業の作業サイクル
可変農作業機等の開発と農作業機械の自動化
農地利用集積の進行と経営規模の拡大
有機農法、自然農法、減農薬農産物
<日本語⇒ポルトガル語>
形態に合わせた農業技術のパッケージ化の必要性について
農業経営規模の拡大と労働時間の短縮
地下水位の設定と農作物
精密農業によるコスト低減効果
稲作復興研修コース資料
生長管理のためのITの活用
<日本語⇒ドイツ語>
バイオテクノロジーフレームワーク
農薬と遺伝子組み換え食品に対する意識調査
<デンマーク語⇒日本語>
医薬品カタログ
食肉の安全管理について
<ウクライナ語⇒日本語>
 ウクライナの穀物生産調査報告書
<日本語⇒ブルガリア語>
健康診断書
<ハンガリー語⇒日本語>
食肉の衛生管理について
ブタペストにおける食の嗜好調査
<英語⇒日本語>
農業用フィルム資料
種子カウンター操作マニュアル
圃場内のばらつきと収穫との相関関係
ハイブリッドコーン
初乳後に最適な子豚用ミルク
給餌システム
農業施設用ヒーター 取扱説明書
ヨーロッパにおける三圃式農法の歴史と日本への影響
米国農務省牛海綿状脳症(BSE)関連文書
遺伝子組み換え作物の普及率詳細
DNA マーカー育種の工程
バイオマス燃料報告書
医療用ソフトウェアのご紹介
食品の国際規格
新型インフルエンザ
ライフサイエンス産業向けソリューション
ライフサイエンス関連Webサイト
<英文校閲>
〝塩”に関連する研究論文・・・多数
<日本語⇒中国語>
15分でわかるセルフケア
PED商品一覧
結核への外国語対応に関するアンケート
ピロリ菌に対する検査結果
プロポリス 最新研究資料
ヘルペスについて
リュウマチに対する効果例
安全衛生規定
遺伝子診断によるゲ ノム創薬
医科大学付属病院文書
医療機器保守マニュアル
外国人結核患者の看護と外国語対応
看護師経験に関するアンケート
間質性肺炎に対する効果例
歯科用機器カタログ
重要遺伝子の特許化
体外循環症例データベース
中国のベビースキンケア市場
中国向け処方表 & 概要
内視鏡カタログ
日本のバイオテクノロジーにおける課題
入浴剤、育毛剤説明書
農業における無人可変作業ロボットの将来性
発酵技術と品種改良
美容関連機器説明書
末期ガン患者の症例
目のしくみと目の病気について
<英語⇒中国語>
医学的診断書
環境、健康、安全に関する宣言
<韓国語⇒日本語>
健康診断書
<日本語⇒インドネシア語>
外国人結核患者の看護と外国語対応
結核への外国語対応に関するアンケート
<フランス語⇒日本語>
フランスにおける就農数の推移と今後の課題
フランス農業と穀物市場
ブルキナファソ農業・農村地域開発プロジェクト
<スペイン語⇒日本語>
農作物品質向上のための日々の取り組み
土木技術の改良による干拓事業の推進
バイオテクノロジーの農業への拡大
スペイン農業の競争力と就農者の所得について
植物工場への取り組みとその課題
<ポルトガル語⇒日本語>
マテ茶の効用
アサイーに関する報告書
有機肥料と化学肥料の実態調査
セラード地帯における穀物生産について
農作物の収量予測システム・装置
<オランダ語⇒英語>
産業医向け「ガンと職場復帰のガイドライン」
<スウェーデン語⇒日本語>
医薬品カタログ
<ノルウェー語⇒日本語>
水産物に関する調査報告書
魚介類の取扱いに関する注意事項
<ロシア語⇒日本語>
キルギスタン農協、食の安全
<クロアチア語⇒日本語>
クロマグロの実態調査報告書
<ギリシャ語⇒日本語>
医薬品説明書
果実と野菜に関する報告書


Column




 本コラムでは、皆様からの生命科学に関するあらゆる質問にお答えします。
 webへ掲載可能なお名前(ニックネーム)にて、ご質問お願いします。

作者略歴
作者名:本螺 新一郎(ほんら・しんいちろう)
大阪大学大学院医学系研究科博士後期過程修了。医学博士(Ph.D.)。
理化学研究所などで研究員を務め、現在は民間の研究開発職。
専門は医学・生物学(生理学、病理学、栄養学、神経科学、医用工学、幹細胞工学など)。

第16回 アレルギーについて
<質問>
長い梅雨が明けたと思ったら、途端に猛暑が続きますね。極端な気候の変化のせいなのか、体の調子もイマイチです。お盆休みの少し前から花粉症になってしまいましたし、大好きだった魚介類が、急に食べられなくなってしまいました。お医者さんには、どちらもアレルギーだと言われました。

花粉症はまだしも、今さら食べ物のアレルギーに罹るなんてショックです。卵や小麦粉などのアレルギーは、子供の頃から見聞きしていたのですが、大人になってからでもアレルギーになるのですね。そういえば、友達は、大人になってから金属アレルギーになったと言っていました。

アレルギーって不思議ですね。何だか、よく分かりません。(神奈川県 N.M.)
<回答>
そもそもアレルギーってなに?
N.M.さん、ご質問ありがとうございます。実は、アレルギー(allergy)については、症状の個人差が大きく、よく分かっていないことも多いです。

N.M.さんもご指摘のように、一口にアレルギーと言っても病態が幅広いのですが、ざっくり説明すると「本来、異物を排除することで身体を守る免疫機構が、逆に身体に悪い影響を与えている状態」と言えます。

免疫については、以前のコラム(第11回と第13回)で少しだけ触れました。おさらいしておきましょう。

まず初めに、白血球などの「自然免疫系」が、非特異的に異物を排除します。次に、特異的な異物を排除するシステムである「獲得免疫」が機能します。

 

獲得免疫では主にリンパ球(T細胞やB細胞など)が働くのですが、役割分担として、T細胞が異物を分析して抗原(antigen)を見つけ、B細胞は、その抗原を目印にして、抗体(antibody)を作ります。

抗体は、この特定の抗原に結合する抗原抗体反応(antigen-antibody reaction)によって異物の排除を開始するのです。

アレルギーは害をなす免疫反応です。アレルギーを引き起こす抗原(および、それを含有するもの)は、アレルゲン(allergen)と言います。allergyとantigenの合成語ですね。

4種類のアレルギー
冒頭で触れた「アレルギーの病態が幅広い」ということは、すなわち「アレルゲンとなる対象物質が数多くある」ということですが、メカニズムに注目すれば、大きくⅠ型からⅣ型の4種類に分けられます。最近はⅡ型の亜型を分けて5種類とすることもあります。

Ⅰ型アレルギー「即時型」とも呼ばれ、アレルゲンを取り込んでから15~20分で発症による反応が最大になります。

特に、全身性で劇症なものをアナフィラキシー(anaphylaxis)と言い、時に呼吸困難やショック状態にもなります。

余談ですが、医学用語の「ショック」は「ビックリした!」という意味ではなく、全身で急激な血圧や血流の低下が起きることを言います。当然、適切な処置を施さなければ、重要臓器の機能障害や細胞死を引き起こして、死に至ります。治療にはアドレナリンの筋肉注射が有効で、医療機関外ではエピペン(商品名)をよく使います。

代表的なアレルゲンは、食物や花粉、昆虫(蜂や蟻、ダニなど)、薬剤(抗菌薬や造影剤など)、ハウスダスト、真菌(カビなど)などです。特殊なタイプでは、高温・低温刺激や運動、日光などが組み合わさったときに生じることもあります。

Ⅱ型アレルギーⅢ型アレルギーは、一種の自己免疫疾患です。Ⅱ型では自分自身の細胞に抗体が結合し、Ⅲ型ではアレルゲンと抗体などの結合したもの(免疫複合体)が別の組織に沈着したために生じます。

Ⅱ型では不適合輸血や薬物による溶血性貧血が、Ⅲ型では急性糸球体腎炎(扁桃炎・咽頭炎の溶連菌がアレルゲンとなって腎臓に沈着)や過敏性肺炎(気管や間質で有機粉塵などがアレルゲンとなって肺全体に沈着)が代表的な疾患です。他にも、様々な難病が該当します。

Ⅳ型アレルギー「遅発型」とも呼ばれ、24~72時間で発症による反応が最大になります。

Ⅰ~Ⅲ型が抗体を中心にした「液性免疫」であったことに対し、Ⅳ型は感作T細胞の働きによる「細胞性免疫」であることが特徴です。

感作T細胞は、特異的なアレルゲンに強く反応して、生理活性物質を分泌します。それによってリンパ球が集合し、組織に炎症を生じさせます。

代表的な疾患には接触性皮膚炎(漆や金属など、様々な物質による「かぶれ」)や移植免疫(いわゆる拒絶反応)、ツベルクリン反応(結核菌に対する免疫の確認)などがあります。

ちょっとやっかいな「交差反応」
ここまで、駆け足でアレルギーについて概観してきました。色々なアレルゲンがありますが、中には思いもよらぬところに、同じアレルゲンのあることもあります。これを交差反応といいます。

簡単に説明すると、一見異なるものが、実は、よく似た(あるいは同じ)抗原であるために免疫反応を生じることです。以下に幾つかの例を挙げてみます。

たとえば花粉症の場合、異なる植物の花粉に反応することがありますし、場合によっては異なる植物の果実に反応することもあります。

 

有名な例では、ブタクサの花粉症でメロンやスイカに反応したり、カバノキ科の花粉症でリンゴやモモに反応したり、ラテックス(天然ゴム)のアレルギーでクリやバナナ、アボカド、キウイフルーツに反応することがあります。

金属アレルギー
N.M.さんのご友人が罹られた金属アレルギーですが、実は、金属そのものはアレルゲンではありません。正確には、イオン化した金属がある種のタンパク質と結合したものが、アレルゲンになっています。

たとえば、アクセサリーの金属部分がイオン化する(汗に溶けた)ことが一因です。意外なところでは、革製品(なめすときに金属を使います)やポケット内の硬貨に反応した例もあります。

よく「金やプラチナでは金属アレルギーにならない」というのは、科学的に安定でイオン化しにくいためですね。

アレルゲンとして多い金属はニッケル(Ni)やコバルト(Co)、スズ(Sn)、クロム(Cr)あたりですが、食物と交差反応が生じることがあります。

特にニッケル、コバルト、クロムを多く含むのがチョコレートです。さらに納豆には4つの金属全てが多いという資料もあります。健康に良いとされる納豆ですが、金属アレルギーの方はご注意です。

サーファーは納豆アレルギー?

 

納豆といえば、2000年以降と比較的新しく解明された交差反応があります。湘南のサーファーに納豆アレルギーが多い、という話から見つけられたアレルギーで、なんと大本はクラゲの刺傷でした。

実は、クラゲの刺胞が射出されるときに用いられるγポリグルタミン酸(γ‐polyglutamic acid, γ‐PGA)は、納豆の糸(いわゆるネバネバ)の成分なのです。

自然は不思議ですね。PGAがアレルゲンであることは、大豆をテストしただけでは気が付きません。最近はPGAを添加した食品などが販売されているので、PGAアレルギーの方は注意が必要です。

さて、最後は納豆の悪口みたいになりましたが、私自身は納豆が大好きです。クラゲに咬まれないように気を付けたいと思います。