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第46回 風疹について
<質問>
本羅先生、こんにちは。僕には、元製薬会社の大伯父さんがいます(定年退職済)。彼の自慢の一つは、ビートルズの来日コンサートに行ったことで、事あるごとにビートルズの話を聞かされるのですが、この前の休日(2月4日)、親の使いで大伯父宅に行くと、ご自慢のステレオが、そのビートルズをガンガンに鳴らしていました。

「伯父さん、こんにちわ。相変わらず、ビートルズなんだね。」
「おぉ、よく来たな! なにせ、今日は特別さ。”ビートルズの日”なんだからな!」
「え、何それ?僕が知ってる”ビートルズの日”は、確か6月だったけど?」
「6月29日は、日本の”ビートルズの日”だ。初来日を記念した日だからな。世界的には、今日なのさ。」

「へぇ!どういう語呂合わせなの?」
「語呂合わせ、とは少し違うんだが。古くからのファンは、メンバーのことを「伝説みたいに素晴らしい4人」、“Fabulous four”と呼ぶんでね。その略で、”Fab.4”。つまり2月4日ってわけさ。まぁ、正確には、2月の綴りは”Feb”なんだが、細かいことは、気にすんな!(笑)」
「そうなんだ(笑) やっぱり日本語とは、言葉遊びの感覚が違うんだね。」
「かもな。語呂合わせといえば、そういや、今日は『風疹』の日でもあるぞ。お前さん、抗体は持ってるのか?分からんなら、調べとけよ!」

2(ふぅ)4(し)ん、ってことですか。分かりましたよ、と言って、使いを済ませて帰ったものの、僕は、子供の頃、風疹に罹ったような気もします。そもそも、子供時代に罹りそうな病気やら予防接種は一通り済ませてると思っていたので、特に抗体と言われても分かりません。本羅先生、何から、どう調べたらよいのか、教えていただいても良いですか?(東京都 R.W.)
(2023年2月)
<回答>
R.W.さん、ご質問ありがとうございます。大伯父様、ビートルズの大ファンなんですね。2月4日が彼らの日であること、知りませんでした。面白いものですね。大伯父様が「風疹の日」をご存知なのは、製薬会社にお勤めだっただけあって、流石です。というのも、日本で2月4日を「風疹の日」に定めたのは2017年のことで、つい最近なのです。

風疹は「世界からの撲滅を目標に据えている疾病」の一つ
実は、世界保健機関( World Health Organization, WHO)の主導で、2012年5月に世界ワクチン行動計画2011-2020(GVAP)が採択されているのですが(注1)、その中で、風疹は「世界からの撲滅(eradication)を目標に据えている疾病」の一つです。そして、既に、WHO分類でのアメリカ地域(注4)に属する35の加盟国では、2015年に風疹が排除されています。しかし、残念ながら、先進諸国の中で、日本は、目標に大きく遅れていると言わざるを得ません。

(注1) 世界ワクチン行動計画2011-2020(Global Vaccine Action Plan 2011-2020, GVAP):
WHOに加盟する194ヵ国が、既存のワクチンを公平かつ効果的に予防接種することで、未然に、感染症を最大限防ごうとする世界的な取り組み。2016年時点で、世界全体の幼児に対する三種混合ワクチン(注2)の接種率は86%で停滞しているものの、毎年200~300万人の命を救っている。さらに接種率を改善させることで、年に150万人の生命を失わずに済むと試算されている。そして、世界の幼児2000万人弱には、最低限必要なワクチンが届いておらず、ここ数年はさらに届かない傾向にある(注3)。GVAPが、2011年時点で、世界的に感染防御が可能と判断された(つまり、有効性が高く、比較的安価かつ広範にワクチンを供給可能な)感染症は、以下の25種類(以下、疾患名/アルファベット順)。

炭疽(Anthrax)、コレラ(Cholera)、ジフテリア(Diphtheria)、Hib感染症(Haemophilus influenzae type b)、A型肝炎(Hepatitis A)、B型肝炎(Hepatitis B)、E型肝炎(Hepatitis E )、ヒトパピローマウイルス感染症(Human papilloma virus, 子宮頸がん/膣がん/肛門がん/尖圭コンジローマ)、インフルエンザ(Influenza)、日本脳炎(Japanese encephalitis)、麻疹(Measles, はしか)、髄膜炎菌感染症(Meningococcal Disease)、流行性耳下腺炎(Mumps, おたふく風邪)、百日咳(Pertussis)、肺炎球菌感染症(Pneumococcal disease)、急性灰白髄炎(Poliomyelitis, ポリオ)、狂犬病(Rabies)、ロタウイルス胃腸炎(Rotavirus gastroenteritis)、風疹(Rubella)、破傷風(Tetanus)、ダニ媒介性脳炎(Tick-borne encephalitis)、結核(Tuberculosis)、腸チフス(Typhoid fever)、水痘(Varicella, 水疱瘡)と帯状疱疹(herpes zoster, shingles)、黄熱(Yellow fever)

(注2)   三種混合ワクチン(DPT3ワクチン) :
三種類の疾病を予防するための混合ワクチンで、DPTは、Diphtheria(ジフテリア)Pertussis(百日咳)Tetanus(破傷風) の頭文字。日本で「三種混合~」というときは、DPT3のことである。ちなみに、麻疹(measles)流行性耳下腺炎(mumps, おたふく風邪)風疹(rubella)を対象とした混合ワクチン(MMRワクチン)は、「新三種混合~」と呼ばれる。日本では、おたふく風邪のワクチン成分による副反応の髄膜炎が問題となり(183万人接種の内、1754人が発症/0.095%)、2023年現在、それを除いた麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)が定期接種されている。しかし、日本で、おたふく風邪に感染する子供たちは年間100~200万人に達し、その内で15歳以下の子供たちに限っても、毎年約1000人が急性脳炎・脳症を発症する上、中には脳死に至る子供たちもいる。さらに、感染者の200~400人に1人が難聴の後遺症に苦しむという報告がある。日本小児科学会は、厚労省に定期接種再開を求めているが、対応は進んでいない。

(注3)   世界的な予防接種率は2018年時点でも停滞していたが、新型コロナ禍の影響で、大きく減少していることが分かっている。早く改善しないと、今後、様々な感染症による死亡者数が増加することは明らかである。
(参考) https://www.unicef.or.jp/news/2020/0175.html

(注4)   WHOの地域的機関:
2022年6月現在、WHOは本部をスイスのジュネーブ(Geneva, Switzerland)に設置し、総会によって、6地域で構成することが定められている。各地域には、加盟国の代表によって、実施機関としての「地域事務局(Regional Offices)」が設置され、地域ごとの意思決定機関として「地域委員会」が開かれている。地域事務局は、米国のワシントンDC(United States capital/District of Columbia/Washington, D.C.)に設置された「アメリカ地域事務局/汎米保険機構(America office/Pan American Health Organization, AMRO/PAHO, 注5)」、コンゴ共和国のブラザビル(Brazzaville(仏), Republic of the Congo)に設置された「アフリカ地域事務局(Africa office, AFRO)」、インドのニューデリー(New Delhi, India)に設置された「南東アジア地域~(Southeast Asia office, SEARO)」、デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen, Denmark)に設置された「ヨーロッパ地域~(Europe office, EURO)、エジプト・アラブ共和国のカイロ(Cairo Governorate, Arab Republic of Egypt)に設置された「東地中海地域~(Eastern Mediterranean office, EMRO)、フィリピン共和国のマニラ(City of Manila, Republic of the Philippines)に設置された「西太平洋地域~(Western Pacific office, WPRO)」の6つからなり、日本は西太平洋地域事務局に所属する(図1)

(注5)   汎米保険機構(Pan American Health Organization, PAHO): 
1870年に黄熱が南米大陸で流行し、当時、発達した海上輸送と国際貿易を介して、数年で北米大陸まで感染が拡大したことを受け、国家間における感染症拡散の制御を目的とした、国際的な保健協定の必要性から、1902年に設置された汎米衛生局(Pan American Sanitary Bureau, PASB)が起源である。後に、WHOのアメリカ地域事務局を兼任し、南北両アメリカ大陸の住民を対象にした健康と生活状況の改善に取り組んでいる。したがって、WHO本部より40年以上も長い活動歴を誇り、災害対策分野などでは、独自の活動も行っている。

図1. WHOの地域事務局と加盟国 
(参考)https://japan-who.or.jp/about/who-where/ 

風疹の症状と治療法
風疹(rubella)は、風疹ウイルス(Rubella virus)による感染症で、「発熱」「発疹」「リンパ節腫脹」を主な特徴とします。発疹は、小さな淡紅色の隆起で、顔や耳介後部(耳の後ろ)に始まり、全身に広がりますが、多くは2~3日で消えます。俗に「三日ばしか」と呼ばれる理由ですね。

稀に見られる強度の発疹以外では、色素沈着や剥落はありません。また、リンパ節の腫脹は、発疹の数日前から見られ、耳介後部から後頭部や頚部などに2~6週間ほど持続します。しかし、このような臨床症状だけでは他の疾患と鑑別できず、確定診断は、発症後の抗体検査で行います。

治療法ですが、特別なものはありません。いわゆる対症療法(symptomatic therapy)のみです。基本は、解熱鎮痛剤でしょう。とはいえ、ほとんどの場合、適切な処置と安静で回復しますし、予後は良好なことが多いです。高熱の持続や脳炎など、合併症のために入院が必要となる例もありますが、そう多くはありません(2千人~5千人に1人)。

感染から発症に至る潜伏期間(incubation stage/incubative period)は2~3週間(平均17日)と長く、感染者の半数ほどは発熱しない上に、6人から3人に1人は、症状がでません(不顕性感染)。

感染者からのウイルス排出
しかし、感染者からのウイルス排出は解熱後に急減するものの、発症の前後1週間は続きます。周囲に感染を広げないよう、注意が必要です。風疹の感染経路は、濃厚接触の他、空気感染(飛沫核感染:第41回を参照)もあります。そして、インフルエンザより基本再生産数(R0)の多いことが知られています(注6)

(注6) 基本再生産数(basic reproduction number)
感染症疫学で用いられる統計指標の一つ。感染者が、その感染症の免疫を誰も持たない未感染者集団に加わったとき、直接的に感染させる人数の確率分布における平均値(≒期待値)。記号”R0(アール・ゼロ)”で表す。元は、人口統計学(demography)の概念で、「女性一人当たりの生涯出産人数の期待値」を表し、人口増加/減少の指標。

基本再生産数(R0
R0は、ざっくり言えば、「(免疫を持たない集団の中で)一人の感染者から何人に感染が広がるか?」という数値で、「感染力の強さ」と考えてください。ちなみに、インフルエンザのR0は1~3、風疹は5~7、水痘は8~10、麻疹は12~18と報告されています。

話は少しズレますが、新型コロナ禍では、初期(武漢発オリジナル株)のR0が2~5、その後の変異株では、さらに増加していると推定されています。しかし、各株の世代間隔が短いため、統計データを取る集団やタイミングで計算結果が安定せず、既存の感染症ほどに正確な値とは言えません(オミクロン株:5.5~24/平均9.5)。ですが、インフルエンザよりも遥かに感染力が強いことは確かです。

ちなみに、新型コロナ禍の報道では、「実効再生産数(effective reproduction number, Rt」の方が、よく耳にされていたはずです。Rt(アール・ティ)は、ざっくり言えば、「一定の感染対策下、ある時点で、一人の感染者が、平均して何人に感染させているか?」という数値で、社会集団における感染症の流行状況を評価する指標です。

1年以上前になりますが、「感染症の流行はネズミ算」と説明しました(第31回)。その時は、話を単純にするために「1人が2人に感染させると考えると、新規感染者数は1人、2人、4人、8人、16人と倍々に増えていきます」と書いたのですが、この「1人が2人に感染させる」ときのRtが2になります。つまり、Rtが1より大きければ感染は社会で拡散する傾向にあり、逆に1より小さければ収束に向かっていることを意味するのです。

妊婦が感染することで生じる先天性風疹症候群
さて、話を風疹に戻します。ここまでの説明で、「風疹って、感染力は強いけど、病気としては、さほど怖くないのでは?」と思われたかもしれません。たしかに、命にかかわるほどの重病患者は多くありません。では、なぜ世界をあげて、この「風疹」という病を撲滅させようとしているのでしょうか。

それは、先天性風疹症候群(Congenital rubella syndrome, CRS)があるためです。CRSは、妊婦が風疹に罹患して、胎児に風疹ウイルスが感染することで生じる、様々な疾患群のことです。風疹の免疫を持たない妊婦が、妊娠1ヶ月(3週)までに感染してしまうと5割の確率でCRSが発症します。妊娠2ヶ月(7週)まででは3割強の確率で発症し、妊娠6か月(20週)でも発症する可能性があると言われています。

CRSの三大症状は、「心臓の奇形」「難聴」「白内障」です。他にも、網膜症、小眼球、肝臓や脾臓の腫脹、血小板の減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞と、症状は多岐に渡ります(この全てが発症するわけではありません)。これらは、胎児の各組織で盛んに分裂や分化を進めている細胞に、感染した風疹ウイルスがブレーキをかけてしまうためだと考えられています。

そして、風疹と同様に、CRSにも治療法はありません。つまり、出産後に時機を見て、手術をするなどの対症療法を行うか、出来なければ、先天性(生まれつき)の障害を負うことになるのです。


最善にして唯一の策は、ワクチン接種
有効な治療法のない風疹やCRSに対応する、最善にして唯一の策は、ワクチン接種で予防することです。ただし、風疹ワクチンは生ワクチン(弱毒化ウイルス株)なので、CRSを避ける意味から、妊婦への接種は禁忌とされています(接種後の女性は2か月の避妊を強く推奨)。

とはいえ、過去のデータでは、接種後に妊娠が判明した方からCRSが生じた事例は全くないので、妊娠中断を考える必要はありません。授乳中の女性が接種した場合、母乳を介した弱毒化ウイルスの感染から、乳児に赤い湿疹が生じることがありますが、重症化はしません。

風疹ワクチンは、1回の接種から2週間で95%の方に免疫ができ、2回目の接種で確実に免疫が得られます。接種の間隔は1か月から可能ですが、より長期間持続する免疫のためには3ヶ月以上は空けることが望ましいようです。日本では、2006年4月以降、生後1年から2年未満の子供たちに1回目、小学校に就学する前の1年間(6歳)で2回目の接種をMRワクチン(注2で説明しました)で定期接種しています。また、満1歳以上で、定期接種対象外には、任意接種も可能です。

周期的に繰り返す流行
先に、「日本は(風疹撲滅の)目標に大きく遅れている」と述べました。実際に過去、およそ5年周期での流行を繰り返しています。例えば、1994年に流行し、そこからの数年こそ沈静化していたものの、2002年になって感染者が増加し、翌年から2年ほど、流行しました。

当時、2001年1月に中央省庁を再編したばかりの政府が、厚労省の科学研究班から緊急提言を発したこともあって、一旦は流行を抑えたものの、2011年に海外からの帰国者が国内で発症する例が見られるようになると、2013年にかけて流行が拡大しました。

そして、またしても5年後の2018年に大きく流行しました。先に見た、WHOの世界ワクチン行動計画2011-2020(GVAP)の目標である2020年は過ぎ、今年(2023年)は、前回の流行から奇しくも5年目に当たります。現時点(2023年2月)では、まだ流行の気配は見られませんが、全く油断はできません。

なぜ日本で風疹が流行するのか
そもそも、日本で、風疹が流行する理由は、極めて単純です。それは、国民にワクチンが行き渡っていないからです。

日本では、風疹の予防接種は1977年8月に始まり、1995年3月までは中学生の女子だけが対象でした。1994年の予防接種法改正で、1995年4月からは、対象が1歳から7歳半までの男女(標準は1歳から3歳)に拡張され、経過措置として、12歳から16歳未満の中学生男女も対象になりましたが、学校での集団接種から、保護者同伴かつ医療機関での個別接種に変更されました。

その結果、幼児の接種率は比較的高かったのですが、中学生の接種率は激減しました。政府は、経過措置の期間を延長したのですが、接種率の向上には結びつきませんでした。2006年4月からは、先に説明したようにMRワクチンの定期接種が行われ、2008年から現在まで、ワクチン接種の機会がなかった世代(注7)を対象に、抗体検査とワクチン接種の機会が与えられています。特に、1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日生まれの男性には、現在、居住地域の自治体から無料クーポンと案内が送られてくるようですが、こちらから自治体に問い合わせても良いようです。

(注7) 風疹の予防接種を受ける機会のなかった世代:
1962年(昭和37年)以前に生まれた女性
1985年(昭和60年)以前に生まれた男性

風疹の予防接種を受けていない可能性のある世代:
1979年(昭和54年)から1985年(昭和60年)に生まれた女性(制度切替時期のため)
1985年(昭和60年)から1995年(平成7年)に生まれた男女(MMRワクチンの接種控え)

なにせ、2022年時点で、対象者男性の76.5%が検査を受けていないそうです。つまり免疫を持っていない可能性のある男性(40~50歳台)が8割弱もいるということです。そして、過去の流行は、ほとんどが、この世代を中心に広がっていたのです。

風疹の免疫
もちろん、この世代の中で、既に感染経験があり、免疫を得ている方もおられるでしょう。しかし、風疹の厄介なところは、不顕性感染者が多いことです。また、時間が経って免疫が弱まることも考えられます。したがって、検査するまでは自分の免疫の状態は分かりません。

さらに厄介なことに、風疹ウイルスは、発症前の感染者や不顕性感染者からも排出されていますから、感染対策の観点からは、新型コロナ禍と同じ怖さがあります。つまり、自覚の無いまま、ウイルスをバラまいているかもしれない訳です。

そして、社会生活を営む上で、周囲に妊娠の可能性がある女性がいないと考えるのは不自然でしょう。過去のデータからは、流行期の妊婦さんで、ご自身に症状が無かったにも関わらず、CRSの子供を出産した例もあります。

つまり、CRSは、明らかに妊婦が感染発症した場合を除けば、予測が困難だということです。言い換えれば、社会から風疹ウイルスを撲滅することだけが、臨床的にCRSを解決する根本的な方法なのです。そのためには、私たち一人一人がワクチンを接種し、免疫の繭(Cocoon)で新たな命を守る社会にしたいところです。これは、第31回で説明した「コクーン戦略」ですね。

自分の抗体について何からどう調べる?
さて、ここまで大変長くなりましたが、最後に、R.W.さんへのお答えとしては、次のようになります。

まず、R.W.さんが、注7の世代に当てはまるか、否か、です。当てはまるようでしたら、お住まいの地域自治体に問い合わせてみてください。もし可能なら、ご自身の「母子健康手帳」をお探しください。その上で、ワクチン接種や感染の経験が確認できなければ、検査とワクチン接種をご検討くださいね。


ちなみに、私は注7の世代ですので、一昨年に検査したのですが、十分な量の抗体が確認されました。子供の頃に感染したものか、不顕性感染だったのか判然としませんが、とりあえず、「社会の繭」の一隅は担えるようです。