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微妙に違う和製英語 と まったく通じない和製英語



ナイーブ

日本語では「ナイーブ」 を「繊細な」という意味で使っていますが、英語の “naive” は、「単純な、世間知らずの、だまされやすい」という意味で、かなりネガティブな意味となります。「繊細な」という意味で使いたい時は、”delicate” を使います。

ナイター

「ナイター 」は和製英語の傑作でしょうね。英語では、“night game” と言います。

ナンバープレート
米国では、”license plate” と言いますが、英国では、”number plate”でOKです。

ニュースキャスター
米国では「ニュースを読む人」あるいは「ニュースを解説する人」のことを “newscaster” (英国では “newsreader”)と言います。日本語の(ニュース)キャスターにあたる人は、通常“anchor”、“anchorman”、“anchorwoman”と呼ばれています。

2007年9月、米国NBCテレビの朝のニュースショー「トゥデイ」の人気キャスター、ケイティ・クーリック(Katie Couric)が、ライバル局CBSの「CBSイブニングニュース」のキャスターに引き抜かれ話題をよびました。 ケイティ・クーリックが移籍により得た年収が1,500万ドル(17億7,000万円)というのですから驚きです。アメリカでは、夜のニュースキャスターと大統領の、どちらが先に女性が就任するかと言われたほど、夜のニュースは男の牙城でした。それがついに女性がひとりで担当する時代になった、という点でも話題を呼んだのです。

ちなみに、英語の“caster”を辞書で調べると、1. 投げる人、捨てる人 2. 脚輪 3. 薬味容器(立て)等々、となっていました。

ニューハーフ
「ニューハーフ」が和製英語であることは、容易に想像がつくのですが、この英語訳にあたる言葉を “LONGMAN Advanced American Dictionary” で調べてみました。

“transvestite” ・・・・ “someone who enjoys dressing like a person of the opposite sex”
「女の服を着て楽しむ男、あるいは男の服を着て楽しむ女」

“transsexual” ・・・・ “someone who wants to be or look like a member of the opposite sex, especially by having a medical operation”
「手術をしてまで、違う性(男が女、女が男)になりたいと願う人や違う性に見られたいと願う人」

“drag queen” ・・・・ “ (SLANG) a HOMOSEXUAL man who dresses as a woman, especially as an entertainer”
「人を楽しませるために、女の格好をするホモセクシュアルの男」

とありましたが、英国人に聞いてみると、

“gay men who dress glamorously”
「魅惑的な衣装を着たゲイの男達」

とのことでした。いずれにせよ私には理解しがたい世界なので、よくわかりません。

ネームバリュー
日本語の「ネームバリュー」は「知名度」や「名声」に近い使われ方をしているので、それを英語で言うと、“name recognition”「名前の認識度」つまり「知名度」、 “established reputation”「確立された評判」つまり「名声」となります。

英語にも、”good brand value”もしくは、”high brand value”という言葉があります。これはまさに日本語の「ネームバリュー」に近いのですが、「企業や組織」に対してのみ使われる言葉であって、「個人」に対しては使われていません。したがって、その点が日本語の「ネームバリュー」とは異なります。

「ソニーにはネームバリューがある」
“SONY has a high brand value.”

ノルマ
「ノルマ」の語源はロシア語の”norma” で、第二次世界大戦後、シベリアに抑留されていた日本人が復員後に伝えた言葉と言われています。英語ではこの「ノルマ」のことを”quota”と言います。

「毎月のノルマ」 ⇒ “monthly quota”
「売上ノルマ」  ⇒ “sales quota”
「生産ノルマ」  ⇒ “production quota”

「販売担当員は、毎月の売上ノルマをこなさねばならい」
“A sales person must meet his or her monthly sales quota.”

また、文脈によっては、“target”(達成目標)や”workload”(一定期間の仕事量)が「ノルマ」の意味で使われる場合もあります。

「各販売店はノルマ達成というプレッシャーの中にある」
“Dealers are under pressure to meet (=achieve) sales targets.”

「彼女はしょっちゅう仕事のノルマのことで愚痴をこぼしている」
“She is constantly complaining about her workload.”