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業界用語集

  
  あ行 あいまい一致(ファジーマッチ)  アウトラインフォント  アサイン  
アジア太平洋機械翻訳協会   医学翻訳    一致なし(ノーマッチ)  一般翻訳  
医薬翻訳    医療翻訳   上書き翻訳   映像翻訳   オーバーライト翻訳  
  か行 解析  解像度   化学翻訳   角括弧  画面ショット  完全一致(100%マッチ)  機械翻訳    技術翻訳   キャピタリゼーション  禁則処理   金融翻訳   
クエリー シート  繰り返し一致(Repetitions)   グレップ  グローバルチェンジ   
経済翻訳   契約書翻訳 検証 検証プラグイン  謙体    工業翻訳    戸籍翻訳
コーディネータ    コロケーション
  さ行 産業翻訳    実務翻訳    自動翻訳    出版翻訳    仕様  常体  スタイルガイド
スペルアウト   生物翻訳   全角スペース  ソース言語  
  た行 ターゲット言語  チェッカー   出来上がり枚数    出来上がりワード数    手翻訳 
登記翻訳    特許翻訳  トライアル  トリミング  ドングル  
  な行 中黒  日本工業英語協会    日本知的財産翻訳協会   日本翻訳家協会   
日本翻訳協会   日本翻訳者協会    日本翻訳連盟      人間翻訳   
ネイティブチェック  
  は行  バイオ翻訳    ハイフネーション  パンクチュエーション  番号対応(処理) 
版下作成 ビジネス翻訳    左詰めベタ打ち    プルーフリーディング  
プレトランスレーション  プロジェクトマネージャ 文芸翻訳    ペナルティ  
法務翻訳
   翻訳サービス   翻訳支援ツール  翻訳ソフト  
翻訳メモリ
  翻訳メモリ(ツール)  
  ま行 マニュアル翻訳    丸括弧  丸付き数字  見積枚数    無料翻訳   
メディカル翻訳   文字コード  文字化け  
   や行 薬学翻訳    訳語検索  訳文生成  ユニコード  用語認識  400字詰め換算
  ら行 ライセンスファイル  リードトランスレータ  リライター  レイアウト  
ローカライズ(ローカリゼーション)    論文翻訳
    わ行

  a〜z A4ダブルスペース   BMP(ビットマップ)  DTD  DTD 設定ファイル  DTP  
EPS  HTML  IT翻訳  JPEG(ジェイペグ)  L10N  MIF  MLV  MultiTerm  NDA  OpenTypeフォント  PostScript  SLV  S-Tagger for FrameMaker 
STFファイル  TagEditor  TIFF  TRADOS  Translator's Workbench
TrueTypeフォント  Type 1フォント  UI用語  Web翻訳   WinAlign  XML






あ行

あいまい一致(ファジーマッチ)
TRADOS関係用語
あいまい一致とは、原文分節が翻訳メモリ内の翻訳に類似する(完全一致ではない)ことを示す。ファジーマッチとも言う。あいまい一致には、「95% - 99%」「85% - 94%」「75% - 84%」「50% - 74%」の4種類の区分がある。

アウトラインフォント

文字の形をコンピュータ上で表現するためのデータ形式の一つ。

アサイン
assign:コーディネータが仕事を翻訳者やリライターやチェッカーに割り振ることを「アサインする」という。

アジア太平洋機械翻訳協会 
1991年4月に「日本機械翻訳協会」として設立、1992年6月に「アジア太平洋機械翻訳協会」と名称変更。英語名は、Asia-Pacific Association for Machine Translation (略称 AAMT)。
会員は、機械翻訳の研究開発者、製造販売者、利用者の3者で構成されている。機械翻訳システムの開発・改良・啓蒙・普及を通じて機械翻訳の発展に努めている。


医学翻訳
⇒ 「医薬翻訳」の項を参照。

一致なし(ノーマッチ) TRADOS関係用語
一致なしとは、原文分節が翻訳メモリ内の翻訳と一致しないことを示す。ノーマッチとも言う。

一般翻訳
一般文書(ここで言う文書の中には電子データも含まれる。以下同様)の翻訳のこと。
一般文書とは、文学のように芸術的に深い意味を秘めた文章ではなく、かつ専門的知識がなくても読める平易な文章、たとえば新聞・雑誌の記事や(専門書ではない)一般書籍などがこれにあたる。その他、日常生活で普通に目にする文書、たとえば銀行やレストラン等でお客様向けに書かれた案内の文章や町内会の回覧板等もこの一般文書と言ってよいであろう。つまり、「一般大衆が読んで理解できるように書かれた文書」はすべてこの一般文書と言える。しかし、文学的でもなく専門的知識も必要としない文章の翻訳だから、この「一般翻訳」は他の翻訳に比べて簡単なのかと言うと、必ずしもそうではない。読む人に誤解を与えず、かつ読みやすい文章にするためにはかなりの推敲が必要であり、「意味が正確に通じればよい」だけでは許されない場合もある。加えて、広告文のようにコピーライティング的要素を求められたりすると、専門知識を必要とする技術文書の翻訳よりもかえってやっかいな場合もある。したがって、翻訳も「餅は餅屋」なので「一般翻訳」を専門としている翻訳者にとっては、工業技術分野のマニュアルは苦手だろうが、逆に「技術翻訳」を専門としている翻訳者にとっては、意味の正確さよりも文章の読みやすさを求められる「一般翻訳」は苦手な場合も多い。

医薬翻訳
「医薬翻訳」の明確な定義はないが、「医学翻訳」「薬学翻訳」「医療翻訳」のことをまとめて、「医薬翻訳」もしくは「メディカル翻訳」と呼ぶ。医学論文、治療マニュアル、医薬品添付書類、医療機器マニュアル&カタログ、医療機器販売承認申請書類、等々、医学分野、薬学分野全般の翻訳を指す。

医療翻訳
⇒ 「医薬翻訳」の項を参照。

上書き翻訳
クライアント支給のソースデータに直接文字を入力していく翻訳方法のこと。原文のレイアウトをそのまま流用できるため、DTPにかかる費用を削減し、納期を短縮することも可能となる。別名オーバーライト(Overwrite)翻訳とも言う。ただし、実際には翻訳者が上書きしながら翻訳していたのでは、原文が翻訳途中で消えていくことになるので、一つのパラグラフあるいは文を翻訳してから、原文を消去している翻訳者が多い。この方法が日本で普及し始めたのは1990年代からで、最初は主に英文和訳(英日翻訳)だけで採用されていたが、今世紀に入ってからは和文英訳(日英翻訳)においてもこの方法が主流になりつつある。

映像翻訳
文字通り、映画やビデオやテレビなどの映像分野で必要とされる翻訳のことを指す。

オーバーライト翻訳
上書き翻訳のこと。当初Overwriteと言う言葉は、英語のネイティブにとっては「大げさに書く」というようなネガティブな意味に取られがちであった。しかし現在においては、英語(Overwrite)においても、日本語(オーバーライト)においても、ともに「上書き翻訳」の意味で定着しつつある。
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か行

解析
TRADOS関係用語
翻訳する文書を既存の翻訳メモリと比較して、翻訳メモリと一致する文書内の翻訳の数を調べることができるTranslator's Workbench の機能。この解析結果を元にして翻訳量を計算することが多い。

解像度

画像の細かさのこと。解像度は主にdpi(=dots per inch)という単位を使用する。1インチあたりにどの程度の画像の点(dot)があるかを表している。

化学翻訳
「化学翻訳」の明確な定義はない。化学工業、化学工学、化学機器、無機化学、有機化学、工学分析、ゴム、油脂、無機工業製品、高分子材料、合成樹脂、ゴム、塗料、繊維、油脂、洗剤、石油化学、等々
の分野の翻訳を指す。

角括弧
[  ] のことで「かくかっこ」と読む。これも全角スペースのところで触れたように、和文英訳の上書き翻訳の際に全角の角括弧を消し忘れると英語環境下では文字化けをおこす。

画面ショット
ソフトウェアマニュアルの中にはたいていの場合、たくさんの画面サンプルが載せられている。その画面サンプルのグラフィックデータを取り出すことを「画面ショットを取る」という。

完全一致(100%マッチ) TRADOS関係用語
完全一致とは、原文分節が翻訳メモリ内の翻訳と完全に一致することを示す。100%マッチとも言う。

機械翻訳
⇒ 「自動翻訳」の項を参照。

技術翻訳
技術文書(ここで言う文書の中には電子データも含まれる。以下同様)の翻訳のこと。技術文書の明確な定義があるわけではないが、工業技術分野全般およびソフトウェア産業で扱われる文書のことで、コンピュータ、通信、電子、電気、機械、自動車、建築、エネルギー、医学、薬学、化学、生物等、主に自然科学分野に関連している。経済、金融、法律等の社会科学分野は含まない場合が多い。「技術翻訳」という言葉は「一般翻訳」「文芸翻訳」という言葉と対比させるために作られた側面が強い。

キャピタリゼーション
capitalization:大文字の使い方のこと。
例えば下記のような例があげられる。

・イニシャルキャピタル・・・各単語の先頭文字が、一部の前置詞や冠詞を除いて大文字になる。英語では正式には"initial capital letters"と言うが、通常は"initial caps"と呼ばれている。
→ (例)Bush Offers to Shrink Alaska Oil Drilling Plan

・オールキャピタル・・・全ての文字を大文字にする。現在ではワープロソフトやページレイアウトソフトなどの多くに機能として備わっている。英語では正式には"all capital letters"と言うが、通常は"all caps"と呼ばれている。
→ (例) WTO (the World Trade Organization)

・ブロックキャピタル・・・全ての文字を大文字を使って手書きで記入すること。通常タイプするときに全て大文字を使うと相手に「怒っている」ような印象を与えるが、手書きの場合は大文字の方が分かりやすいので、申し込み用紙などに記入する際によく使われる。日本語の「楷書で記入」に近い。
→ (例)Please fill in the form using BLOCK CAPITALS.
     「すべて大文字を使って用紙にご記入ください」

文書(マニュアル等)の見出しを表記する際には下記のように大文字・小文字が使い分けされる場合が多い。ただしこれはクライアントの仕様により異なる。
1. TECHNICAL TRANSLATION (← オールキャピタル)
1.1 Technical Translation    (← イニシャルキャピタル)
1.1.1 Technical translation   (← 先頭のみ大文字)

禁則処理
ワープロソフトやDTPソフトの表示で、見た目が悪い表示を調整すること。禁則処理には以下の3種類がある。

・ 行頭にあると見た目が悪いものを前の行に押し込む → 「。」「、」「...」「?」「っ」など
・ 行末にあると見た目が悪いものを次の行に送る → 「(」や「【」など
・ 途中で切り離されると誤解を招きやすい数字や数詞(分離禁止文字)をつなげてしまい、前の行に押し込むか次の行に送る → 「19,800円」など

通常はワープロソフトなどが自動的に禁則処理を行なうが、禁則処理を行なうと1行あたりの文字数は一定にならなくなるため、特に文字数を一定にしたいときは禁則処理を手動で解除することもある。
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金融翻訳
「金融翻訳」の明確な定義はないが、翻訳業界ではよく「経済・金融分野の翻訳」という言葉の使われ方をする。
「経済翻訳」の項を参照。

クエリー シート
Query sheet:翻訳中や翻訳後に確認事項、不明事項、不具合、コメントなどをまとめて記載する定型フォームのこと。Excel シート等を使い、クライアントとやりとりして問題を解決していく。

繰り返し一致(Repetitions) TRADOS関係用語
繰り返し一致とは、翻訳対象の文書内に1回以上存在する分節一致。"Repetitions"とも表記される。初めて文書内に出現した分節は完全一致(100%マッチ)あいまい一致(ファジーマッチ)、または一致なし(ノーマッチ)のいずれかと見なされ、同じ分節が次に出現したときは、繰り返し一致と認識される。

グレップ
GREP:エディタなどを使用して複数ファイル内を一括検索して特定の文字列を探し出すこと。

グローバルチェンジ
何度も出てくる用語を一括で変換すること。確認をせずに機械的に一括変換できる場合と、そのつど人間が確認しながらでないと置換できない場合がある。
例えば"Apple Computer"という言葉が頻出する文書の場合、"Apple Computer"を"Microsoft"へ変換するのは、まず確認しなくても問題はない。しかし、同じ原稿で"computer"を"personal computer"に変えたい場合は、確認しながらでないと"Apple personal computer"という言葉ができてしまう。このような時には"Apple Computer"を存在しない文字列、たとえば"\\\\\\\\"へ一度置換し、"computer"を"personal computer"に置換したあと、もう一度"\\\\\\\\"を"Apple Computer"へ戻せばよい。このようにたくさんの置換をかける際には、それなりの工夫が必要である。「長いもの」から「短いもの」へと置換していくのが基本である。

経済翻訳
「経済翻訳」の明確な定義はないが、翻訳業界ではよく「経済・金融分野の翻訳」という言葉の使われ方をする。その場合には、金融、財務、会計、証券、保険、IR,広報、人事等で使われる幅広い分野の資料の翻訳を指す場合が多い。

契約書翻訳
文字通り「契約書」を翻訳すること。法律関係を得意とする翻訳者にとっては、企業間における契約書の翻訳は、頻度的には比較的多いと考えられる。ただし、契約書の中に技術的な条項が盛り込まれると、法律専門の翻訳者だけでは手におえず、その技術分野に明るい技術翻訳者との共同作業が必要となる場合もある。

検証 TRADOS関係用語
訳文ファイル内のタグと原文ファイル内のタグを比較すること。TagEditor検証プラグインを使用すれば、すべてのタグ付きテキストファイルを検証することができる。さらに、S-Tagger の検証機能を使用して、STF ファイルを検証することもできる。

検証プラグイン TRADOS関係用語
TRADOS 検証プラグインには、Generic Tag Verifier 、XML Validator 、および S-Tag Verifier があり、TagEditor で翻訳された文書に対して高度なタグの検証機能を提供する。

謙体
英文和訳(英日翻訳)の時に使う文体で「です・ます」体とも言う。

工業翻訳
広辞苑によると、「工業」とは、原料や粗製品を加工して有用なものとする産業、とある。したがって、「工業翻訳」は、主に製造業に関わる技術文書の翻訳と思われがち。しかし、文部科学省後援の「工業英検」では、「工業英語」を「ビジネスコミュニケーション、広告宣伝、法律関係の一部分野を含む科学技術分野の翻訳」と定義している。

戸籍翻訳
文字通り「戸籍」謄本を翻訳すること。企業向けではなく、個人向けの翻訳サービスを提供している翻訳会社が取り扱っている。

コーディネータ
「〜コーディネータ」という言葉は世の中にたくさんあるが、翻訳業界で「コーディネータ」と言えばもちろん「翻訳コーディネータ」のことを指す。翻訳ジョブのスケジューリング、翻訳者やリライターチェッカーへの仕事のアサイン、工程管理が主な仕事となる。翻訳会社によってはこれだけにとどまらず、クライアントとの打合せ、全体の予算管理、翻訳のチェック、納品準備等さまざまな仕事を行なっている場合がある。予算管理までを行なう人をプロジェクトマネージャ、アサインと工程管理が中心の人をコーディネータと称する、という業界関係者もいるが、各社により状況が異なり、はっきりとした定義があるわけではない。

コロケーション
collocation:語と語の慣例的な結びつきのこと。たとえば、"play the piano"は「ピアノを弾く」、"play the guitar"は「ギターを弾く」だが、"play the harmonica"は「ハーモニカを弾く」とは言わない。「ハーモニカを吹く」である。また「野球をする」は "play baseball"、 「バスケットボールをする」は "play basketball"だが、「柔道をする」を"play judo" とは言わない。"do judo" である。このように結びつく頻度の高い連語のことをコロケーションと言う。
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さ行

産業翻訳
「産業翻訳」の明確な定義はない。広辞苑によると「産業」とは、@生活していくための仕事 A生産を営む仕事、工業、とある。したがって、意味的には「実務翻訳」に近い。「技術翻訳」「工業翻訳」「ビジネス翻訳」はもちろんのこと、「一般翻訳」までも含めた「実務翻訳」、つまり金銭によって取引されている翻訳のこと、と言ってよいであろう。「趣味や勉強や人助けのための翻訳」を除く、「職業としての翻訳」のこと、とも言える。

実務翻訳
「実務翻訳」の明確な定義はない。広辞苑によると「実務」とは「実際の事務。実地に使う業務」とあり、漠然としている。「実務」とは「お金を稼ぐことを目的とした、仕事現場で使う業務」のこととも言えるので、「実務翻訳」とは「趣味や勉強や人助けのための翻訳」ではなく、「職業としての翻訳」のことであると定義できる。そう考えると翻訳業界で金銭により取引されている「翻訳」はすべて「実務翻訳」ということになる。

自動翻訳
翻訳ソフトによる翻訳のこと。「機械翻訳」とも呼ばれる。

出版翻訳
文字通り、出版業界で必要とされる翻訳のことを指す。「文芸翻訳」と言うと、文学関連の小説をイメージしてしまうが、「出版翻訳」であれば、フィクション、ノンフィクションを問わず、幅広い分野の翻訳を指すため、最近では「文芸翻訳」の代わりにこの「出版翻訳」という言葉のほうが好まれる傾向がある。

仕様
最終訳文の仕上がりについて指定した指示事項のこと。通常レイアウトや表記法等に関し細かく規定されている。その仕様をまとめた文書のことを仕様書もしくはスタイルガイドと言う。

常体
英文和訳(英日翻訳)の時に使う文体で「である」体とも言う。

スタイルガイド
仕様書とも言う。翻訳時に使用される表現や表記方法などを定めた文書のこと。たとえば英文和訳(英日翻訳)の場合には「おくり仮名」や「カタカナ表記」などの仕様が詳細に定められている。

スペルアウト
spell-out:語を省略しないで記すこと。たとえば、LCDとしないでliquid crystal displayと記述するような場合のことを言う。

生物翻訳
「生物翻訳」の明確な定義はないが、「バイオ翻訳」とも呼ばれている。バイオテクノロジー、ライフサイエンス、DNA、動物学、植物学、微生物学、分子生物学、細胞生物学、生物工学、等々の分野の翻訳を指す。

全角スペース
文字どおり「全角」の「スペース(空白)」のこと。上書き翻訳で和文英訳するときに問題が生ずる場合がある。通常日本では日本語O/Sの上に日本語アプリケーションソフトを乗せて使っている。全角スペースが入力されている日本語データに上書き翻訳して、そのデータを米国等のシングルバイト文字圏へ持って行くと、その全角スペース部分が文字化けをおこす。ダブルバイトの空白である全角スペースはシングルバイト文字圏では表示ができないため、そのような不具合が生じる。スペースは空白であるため、目では見つけにくいわけであるが、それを防ぐためには、上書き翻訳終了後、英語環境(英語O/Sと英語アプリケーション)でデータを表示して文字化けの有無をひとつひとつチェックしていかなければならない。

ソース言語
ある言語から別の言語に翻訳するとき、元(source)のほうの言語のことをソース言語と言う。英文和訳(英日翻訳)であれば、英語がソース言語、和文英訳(日英翻訳)であれば日本語がソース言語となる。
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た行

ターゲット言語

ある言語から別の言語に翻訳するとき、翻訳後の言語のことをターゲット言語と言う。英文和訳(英日翻訳)であれば、日本語がターゲット言語、和文英訳(日英翻訳)であれば英語がターゲット言語となる。

チェッカー
"checker"とは文字通り「チェックをする人」だが、現在の翻訳業界ではnative English speaker によるリライトをネイティブチェックと呼び、日本人チェッカーによるチェックを単に「チェック」と呼ぶ場合も多い。それではその「チェック」とは何かと言うと、大きく分けて2つが考えられる。一つは「翻訳内容のチェック」で、もう一つは「抜けや仕様のチェック」である。「翻訳内容のチェック」はリードトランスレータが他の翻訳者の翻訳に目を通し、「誤訳がないか」とか「技術内容が正確に伝わっているか」などをチェックする。一方「抜けや仕様のチェック」は、翻訳抜け、スペルミス、数字記号の間違い、仕様違反などを中心にチェックをする。これらのチェックは翻訳後に行なうものだが、翻訳前に必要なチェックもある。一つの例をあげれば、クライアントから支給されるターゲット言語化された画面ショットのチェックがある。間違った画面ショットが送られてくることもしばしばあり、後工程の混乱を回避するためにも事前のチェックは大変重要である。

出来上がり枚数
翻訳後の英文の量をA4ダブルスペース換算で算出した枚数(和文英訳の場合)、あるいは、翻訳後の日本語の量を400字詰め換算で算出した枚数(英文和訳の場合)のこと。

出来上がりワード数
和文英訳の際の翻訳後の英文ワード数のこと。この出来上がりワード数に単価をかけて請求金額を算出する。現在では、原文の電子データがある場合には、翻訳前に日本語の文字カウントをして、その文字数に単価をかけて請求金額を算出する方法も一般的になりつつある。

手翻訳
人間による翻訳のこと。本来翻訳は人間の「頭」で行われるもので、「手」が行うものではないが、「機械翻訳」という言葉が生まれたため、「機械」と区別するために使われ始めたと思われる。「人間翻訳」とも言われる。

登記翻訳
文字通り「登記」に関する書類を翻訳すること。登記に必要な企業向けの法律関係文書というよりは、個人向けの「戸籍謄本」などの翻訳を対象にしている場合が多いと思われる。

特許翻訳
特許明細書を中心とする特許関連分野の翻訳のこと。製造技術関連、情報通信関連、材料関連、医薬・バイオ関連、その他様々な分野の特許が存在し、それぞれが専門分野の技術に密接に関連するため、「特許翻訳」も「技術翻訳」のひとつである、と考えてよいであろう。ただし特許明細書の記述には特殊な言い回しや法律上の特殊な約束事があるため、通常翻訳業界の現場では、「技術翻訳」と「特許翻訳」は明確に区別されている。

トライアル
"trial"とは「試験」の意味であるが、翻訳業界で「トライアル」と言えばまず間違いなく「翻訳トライアル」のことである。クラアント(発注元)から翻訳会社へ、あるいは翻訳会社からフリーランス翻訳者へ出される合否判定のための「翻訳テスト」である。通常無料の場合が多いが有料の場合もある。

トリミング
trimming:写真などの画像データの一部だけを取り出して使用すること。

ドングル TRADOS関係用語
TRADOS のライセンスに関する情報が含まれているコピープロテクト装置で、コンピュータのパラレルポートまたは USB ポートに装着する。但し、現在ではライセンスファイルを指定する方が主流となっている。(→ライセンスファイル
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な行

中黒

箇条書きなどの先頭に使われる黒丸「・」のことで、「なかぐろ」と読む。これも全角スペースのところで触れたように、和文英訳の上書き翻訳の際に全角の中黒を消し忘れると英語環境下では文字化けをおこす。

日本工業英語協会 
社団法人日本工業英語協会。
英語名は、Japan Society for Technical Communication (略称JSTC)。
1980年11月、任意団体として日本工業英語協会設立、1992年10月、文部省(現在の文部科学省)の認可を得て社団法人となり現在に至る。「工業英語能力検定試験(工業英検)」を実施している。

日本知的財産翻訳協会
 
NPO法人日本知的財産翻訳協会。
英語名は、Nippon Intellectual Property Translation Association (略称NIPTA)。
2004年3月、知的財産翻訳能力認定の専門機関となるべく、NPO法人として設立され現在に至る。年に1度「知的財産翻訳検定」を実施している。


日本翻訳家協会 
NPO法人日本翻訳家協会。
英語名は、Japan Society of Translators 
個人の翻訳家が中心となって1953年創立、国際翻訳家連盟(FIT)会員。毎年、優れた翻訳書を刊行した翻訳家と出版社を顕彰。また、翻訳研究フォーラムも開催。


日本翻訳協会 
社団法人日本翻訳協会。英語名は、Japan Translation Association 
派遣会社が中心となって1986年に設立、その後労働省(現在の厚生労働省)の認可を得て社団法人となり現在に至る。年に2回実施される「翻訳技能認定試験」、毎月開催される「派遣元責任者講習会」などの活動をしている。日本翻訳連盟と区別するために、関係者の間では、単に「協会」と呼ぶ場合も多い。

日本翻訳者協会 
NPO法人日本翻訳者協会。
英語名は、Japan Association of Translators (略称JAT)。
1985年、日本に住む英語のネイティブスピーカーらが中心となって創立、その後2001年にNPO法人となり現在に至る。現在、日本国内外で活動する日英・英日の個人翻訳者を含む約500名のメンバーで構成されている(40%は日本国外在住)。JATは、英日・日英翻訳国際会議(International
Japanese English Translation Conference)、を日本と海外の会場で、毎年交互に開催している。

日本翻訳連盟 
社団法人日本翻訳連盟(経済産業省許可の公益法人)。
英語名は、Japan Translation Federation (略称 JTF)。
1981年4月、翻訳会社が中心となって任意団体として日本翻訳連盟創立、1990年9月、通産省(現在の経済産業省)の認可を得て社団法人となり現在に至る。年に2回実施される「JTFほんやく検定」、毎年10月に開催される「JTF翻訳祭」、毎月開催される「翻訳環境研究会」、その他翻訳の仕事の斡旋や翻訳市場に関する調査・研究などの活動をしている。日本翻訳協会と区別するために、関係者の間では、単に「連盟」と呼ぶ場合も多い。

人間翻訳
文字通り「人間」が行う翻訳のこと。「機械翻訳」という言葉が生まれたため、「機械」と区別するために使われ始めたと思われる。「手翻訳」とも言われる。

ネイティブチェック
日本人翻訳者が和文英訳(日英翻訳)した英文をnative English speakerが文章をブラッシュアップして「より読みやすく」、「よりわかりやすく」リライトすること。もちろん英語に限らず、該当する言語のネイティブがリライトすればネイティブチェックとなるが、通常は圧倒的に英語のネイティブのチェックを指す場合が多い。
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は行

バイオ翻訳
⇒ 「生物翻訳」の項を参照。

ハイフネーション

hyphenation:ワープロソフトなどで、行末に長い単語が来るなどして単語を2行に分ける必要が生じたときに単語の前半と後半をハイフンで繋ぐ機能。主に欧文系の文字で使われる。どこで切ってもよいと言うわけではなく、単語中の音節の区切りでハイフネーションを行なうことになっている。また、ハイフネーションを続けて行なうと読みにくくなるため、3行以上連続してハイフネーションを行なうのは望ましくないとされている。ワープロソフトでは、可読性を損なうハイフネーションをなるべく避けるために、単語の間隔や単語内の文字の間隔を微調整している。しかし、それでもハイフネーションが必要な場合には、多くのワープロソフトは手動でハイフネーション処理が行なえるようになっている。

パンクチュエーション
punctuation:ピリオド、カンマ、コロンなどの使い方のこと。
例えば下記のような例があげられる。

オープン・パンクチュエーション(Open Punctuation)・・・コンマやピリオドなどの句読点を付けない。
→ Dear Mr Smith

クローズド・パンクチュエーション(Closed Punctuation)・・・コンマやピリオドなどの句読点を付ける
→ Dear Mr. Smith, →英国式
→ Dear Mr. Smith: →米国式

番号対応(処理)
原文が紙だけの場合には上書き翻訳ができないため、図表の訳は、翻訳対象箇所に1から始まる番号を鉛筆で書き入れ、その番号に対応して別紙に訳文を打ち込んでいく。1からの連番は、図表の左上から右方向に、次の行でも左から右へと順次振っていく。連番の付与する順序は上から下、左から右だが、論理の流れが乱れないようにするためには必ずしもこの限りではない。一つの図表に100個を超える番号を付与しなければならないこともあり、この番号付けは翻訳者にとってはかなり煩雑な作業であるが、翻訳料金を削減する目的で、同一図表中の同じ文には、同じ番号を付与することを求めるクライアントもいる。いずれにしてもこの番号対応処理自体が上書き翻訳の出現により激減してきている。

版下作成
版下(はんした)とは、印刷工程において製版フィルムを作るための材料のことである。
現在ではDTP化により、直接製版フィルムを出力する、もしくは直接プレート(刷版)に出力することがほとんどとなり、版下工程自体が殆ど消え去った。ただし少部数印刷などでは、プリンタ出力をそのまま完全版下として用いることも多い(黎明期のDTPが「パソコン版下作成機」と言われたように)。その場合でも、高解像度で網点を出力できるプリンタと高精度の製版カメラがあれば充分なクオリティを保つことができる。

ビジネス翻訳
「ビジネス翻訳」の明確な定義はない。広辞苑によると「ビジネス」とは、事務、実務、実業、商業上の取引、とある。したがって、「実務翻訳」に近いと言えるが、翻訳業界の現場では、企業内で使われている、マーケティング資料、契約書、社内規定、商業通信文、企画書、経営者層のスピーチ原稿や手紙等をイメージする場合が多い。ただし、もっと幅広く、「経済、金融、財務、会計、証券、保険、IR、広報、人事等」の分野全般を指す場合もあるようだ。

左詰めベタ打ち
ワープロやタイプライターなどで文字を打ち込む際、インデントをせずにすべて左側の行頭が一直線にそろう、一番単純なタイプフォーマットのこと。レイアウトを考えずに純粋に翻訳のみを行う場合、このスタイルを採用する。

プルーフリーディング
"proofread"とは「校正する」ことを意味する。かつてワープロが普及する前、リライターが赤を入れた原稿をタイピストが清書し、それをプルーフリーダーが校正をしていた。プルーフリーダーの大半は日本人であったが、なかにはネイティブのプルーフリーダーもいた。このネイティブのプルーフリーダーは文字の校正(スペルミス、数字記号の間違い、仕様違反および翻訳抜けのチェック)をしていたのであって、リライトをしていたわけではない。特にかつてはスペルチェッカーというソフトウェアがなかったため、主にスペルミスを中心にチェックをしていた。従ってリライターの仕事とプルーフリーダーの仕事は明確に区別されていた。また本来明確に区別されるべき仕事である。しかしそのうち、ネイティブに校正の仕事と一緒に「リライト的」仕事までを任せ、「リライト」をしました、と売り込む翻訳会社が多数出現してきた。クライアント側も混乱し、そのうちリライトとプルーフリーディングは同じことだと考えるようになってきた。しかし現在ではリライトやプルーフリーディングという言葉よりも、ネイティブチェックという言葉の方が一般的になりつつある。

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プレトランスレーション TRADOS関係用語
Translator's Workbench の[翻訳]コマンドを使用して、あらかじめ翻訳メモリから一致する文を自動的に翻訳文書に挿入すること。100%マッチのみを挿入することもできるし、ファジーマッチまで挿入することもできる。いずれの場合にも翻訳済みテキストの色を変えて、他と区別が付くようにするのが通例である。

プロジェクトマネージャ
1990年代半ば頃からローカリゼーション業界を通じて翻訳業界へ導入された言葉。大きなプロジェクトが発生した場合には、一人のPM(プロジェクトマネージャ)が選任され、そのプロジェクトに関する予算や人事や対外折衝に関する全ての権限が与えられる。同時にそのプロジェクトに関する「品質の良し悪し」や「納期に間に合ったか」や「利益を出したか」等全ての責任も負う。ただ翻訳会社によってはコーディネータとの違いを明確にせずに、「プロジェクトマネージャ」という言葉だけを使っているケースもしばしば見られる。

文芸翻訳
文学や芸術に関連する分野の翻訳のこと。最近ではこの「文芸翻訳」という表現よりも「出版翻訳」とか「映像翻訳」という表現のほうが好まれる傾向があるようである。

ペナルティ TRADOS関係用語
原文分節と翻訳メモリ内の翻訳とを比較する際の厳しさの基準。「異なる書式によるペナルティ」や「複数の訳文によるペナルティ」などがあり、数値を高くすると、より厳密に一致しないと100%マッチとは見なされなくなる。逆に数値を低くすれば、例えば書式の違いはあっても文章自体が同じであれば100%マッチと見なされるようになる。
Translator's Workbench の[翻訳メモリオプション]ダイアログ・ボックスの[ペナルティ]タブで設定する。

法務翻訳
契約書、訴訟文書、会社定款、株主総会召集通知、税務書類、就業規則等分野の翻訳を指す。

翻訳サービス
翻訳という役務を、対価をとって顧客へ提供すること、つまり、お金をもらって翻訳という仕事を請け負うこと。翻訳会社が翻訳学校を経営していたり、翻訳者を派遣していたりする場合、翻訳を請け負うという本来の業務を明確に表示するために作られた言葉。とくにインターネットが日本に普及した1990年代半ばより、徐々に使われ出したと思われる。

翻訳支援ツール
翻訳者がより高品質な翻訳を効率的に行うために使用するソフトウェアを総称して「翻訳支援ツール」と呼ぶ。翻訳支援ツールは、翻訳メモリツール翻訳ソフトの2つに大別される。

翻訳ソフト
コンピュータプログラムによって機械的に翻訳を行なうソフトウェアのこと。ある自然言語で書かれた文書を別の自然言語へ、語彙データベースと文法規則の処理プログラム、用例・文例データベースなどを使用して、ソフトウェアが構文解析を行い翻訳する。パソコン用翻訳ソフトやインターネットで翻訳サービスが提供されている例もある。自然言語の表現には省略や同義語などが多く、また、口語では常に文法が守られるわけではない。慣用句などは言語の背景にある文化が反映されており、逐語訳では意味が通じなくなる場合も多い。こうした自然言語の特徴のため、コンピュータによる完全な翻訳は極めて難しい。現状では、似た言語体系同士では比較的正確な翻訳結果が得られる場合もあるが、英語と日本語などでは誤訳や文脈の通じない個所が頻出する。このため、機械翻訳は補助的手段と捕らえ、人間によるプレエディット(文章整理)や、ポストエディット(手直し)を行なうことが必要である。

翻訳メモリ TRADOS関係用語
分節または文章のペアが保存されたデータベース。各原文分節は、それに対応する訳文分節と対になっている。「.tmw」「.mtf」「.mdf」「.iix」という4つの拡張子付きのファイルでワンセットになっている(英文和訳の場合は「.mwf」という拡張子付きのファイルも作られる)。翻訳メモリは、「ファイル」-「エクスポート」でテキストファイルにエクスポートすることもできる。通常、上位バージョンのTranslator's Workbenchで作成された翻訳メモリは下位バージョンのTranslator's Workbenchでは使用できないが、エクスポートするときに「ファイルの種類」で下位バージョンを指定しておけば(例:「Translator's Workbench (2.x-6.x)(*.txt)」)、下位バージョンでも使用可能な翻訳メモリテキストファイルを作成できる。

翻訳メモリ(ツール)
「翻訳メモリ」とは厳密には原文と訳文のデータベースのことを指し、それを利用するソフトウェアのことを「翻訳メモリツール」と呼ぶ。しかし現在では「翻訳メモリツール」のことを単に「翻訳メモリ」と呼ぶ場合も増えてきている。翻訳メモリには下記の2つの主な機能がある。
(1)翻訳者によって書き起こされた翻訳を、その原文とともに、専用のデータベースに登録する。
(2)過去にデータベースに登録された翻訳を、同じまたは類似の原文が出てきたときに自動的に引用する。
これらの機能によって、「同じ文章を繰り返し翻訳する」とか「文章を手作業で複製し貼り付ける」などの単純作業が自動化でき、さらに「同じ文章や類似した文章の翻訳における表現の統一も自動化」できるため、翻訳品質向上が期待できる。従来型の翻訳メモリには、通常翻訳ソフトのような構文解析機能はない。したがって、翻訳メモリツールを使用することによって、原文が自動的に翻訳されることはない。翻訳自体はあくまでも人間が行なう。ただし、近年では翻訳メモリツールと翻訳ソフトを統合させることにより、さらに効率の良い翻訳支援環境が実用化されつつある。代表的な翻訳メモリツールに、SDL/TRADOS, Deja Vu, Transit, Wordfast, TraToolなどがある。
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ま行

マニュアル翻訳
コンピュータマニュアル等のマニュアル(手引書)を翻訳すること。英語の ”manual” の意味には「手動の、人間による」という意味があるので、この「マニュアル翻訳」を「人間による翻訳」の意味と考える人もいるが、そのような意味で使うときには、通常「人間翻訳」とか「手翻訳」という表現を使う。

丸括弧

(  )のことで「まるかっこ」と読む。これも全角スペースのところで触れたように、和文英訳の上書き翻訳の際に全角の丸括弧を消し忘れると英語環境下では文字化けをおこす。

丸付き数字
@、A、B・・・・のこと。日本語特有の表記であり、英語圏では使われていない。従って、これも全角スペースのところで触れたように、和文英訳の上書き翻訳の際に丸付き数字を消し忘れると英語環境下では文字化けをおこす。

見積枚数

出来上がり枚数でクライアントへ請求する際には、A4ダブルスペース換算で何枚になるか(和文英訳の場合)、400字詰め換算で何枚になるか(英文和訳の場合)を見積もる。この見積枚数に契約単価をかけたものが見積り金額となる。

無料翻訳
文字通り「無料」で行われる翻訳サービスのこと。現在インターネット上に提供されている無料の翻訳サイトはたくさんあるが、翻訳精度が低いため、あくまでも参考のために利用されるものであり、実務には使えない場合がほとんどである。

メディカル翻訳
⇒ 「医薬翻訳」の項を参照。

文字コード
文字をコンピュータで扱うために、個々の文字や記号に割り振った記号のこと。

文字化け
ソフトウェアやハードウェアのトラブルや規格の違いなどで、文字が他の文字や記号に置き換わって表示されたりプリントされたりする現象のこと。
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や行

薬学翻訳
⇒ 「医薬翻訳」の項を参照。

訳語検索
TRADOS関係用語
翻訳をインタラクティブに行う際に、テキストの一部を翻訳メモリ内で検索できる Translator's Workbench の機能。Translator's Workbench の[翻訳メモリオプション]ダイアログ・ボックスの[訳語検索]タブで、検索用パラメータを定義することができる。

訳文生成
TRADOS関係用語
翻訳済み文書から原文分節を削除するTranslator's Workbench の機能。訳文生成する前は、原文が隠し文字の状態で訳文に残っているが、訳文生成するとこれが削除される。訳文生成する際には、翻訳メモリを更新することもしないこともできるが、普通は訳文生成の際に翻訳メモリを更新する。

ユニコード

Unicode:すべての文字を16ビット(2バイト)で表現し、1つの文字コード体系で多国語処理を可能にしようとするもの。世界の主要な言語のほとんどの文字を収録している。

用語認識 TRADOS関係用語
Translator's WorkbenchMultiTerm 間のインターフェイスを使用する Translator's Workbench の機能。用語認識をアクティブにすると、Translator's Workbenchの右側に新たな枠が現れ、ここに翻訳の際に選択したMultiTerm 用語ベース内の用語が自動的に表示される。

400字詰め換算
ワープロが普及する以前、英文和訳をする際には、400字詰原稿用紙に鉛筆で訳を記入して納品していた。したがって翻訳会社が英文和訳の請求をする際には、400字詰原稿用紙にびっしり詰めて書いた状態で何枚分になるか、を換算して請求枚数を算出していた。しかしこの方法だと必ずしも請求枚数が明確ではないため、ワードカウントをするソフトウェアが普及した現在、この請求方法を採用している翻訳会社は少なくなってきている。現在では、翻訳後の出来上がり枚数ではなく、翻訳前の英文ワード数をソフトウェアでカウントして、そのワード数に単価をかけて請求する方法が一般的である。
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ら行

ライセンスファイル
TRADOS関係用語
ライセンスファイルには、TRADOS ライセンスの情報が含まれている。コンピュータ上でTRADOS ソフトウェアをフルモードで実行するには、インストールの際に適切なライセンスファイルの場所を指定する必要がある。(→ドングル

リードトランスレータ

優秀な翻訳者兼翻訳チェッカーのこと。他の翻訳者の翻訳内容をチェックするだけにとどまらず、大きなプロジェクトが発生したときなどは、最初によい翻訳のお手本としての翻訳メモリを作成し、他の翻訳者をリードしていくことからこのような呼び名が使われ始めた。

リライター
“rewrite"とは「文章を書き直す」ことなので、"rewriter"とは「文章を書き直す人」のことである。しかし、通常、翻訳業界でリライターと言うとnative English speakerのことを指し、「リライト」のことをネイティブチェックと言うのも一般的である。日本人翻訳者が翻訳した英語をnative English speakerのリライターが文章をブラッシュアップして「より読みやすく」、「よりわかりやすく」するのがリライトの主な目的である。一方英日翻訳で日本人翻訳者が翻訳した日本語をブラッシュアップする場合、また中日翻訳(韓日翻訳)で中国人翻訳者(韓国人翻訳者)が翻訳した日本語をブラッシュアップする場合などにも、「リライトする」という表現を使うことがある。

レイアウト
読みやすい文字組みや、分かりやすい図版の並べ方を考えながら、紙面全体をデザインすること。

ローカライズ(ローカリゼーション)
英語の"localize"を日本語では、「ローカライズする」と言い、英語の"localization"を日本語では「ローカリゼーション」とか「ローカライゼーション」と呼んでいる。しかし、近年では「ローカライズ」をそのまま名詞として使う場合も多い。ローカライズとは、特定の地域の文化、法律、言語、および技術の条件を満たすように製品とサービスを適合させることを言う。そのプロセスの中の一つに翻訳がある。ローカリゼーションは、通常次のような手順から成る。
1. ターゲット市場を検証し、その地域の言語要件および環境要件を特定する。
2. 製品を分析して調整する領域を決定する。
3. テキストを抽出し、言語的または文化的に注意が必要なコンテンツを抽出する。
4. これらの要素を翻訳し、最適化する。
5. 新しい海外市場向けコンテンツに合わせて製品を再設計する (新しいテキストに合わせてボタンのサイズを変更するなど)。
6. 新しい海外市場向けバージョンをテストして、国内製品のパフォーマンス基準を満たしていることを確認する。

論文翻訳
文字通り「論文」を翻訳すること。技術翻訳の分野において、通常の技術資料やマニュアルの翻訳と比べて「論文」は難易度が高いため、料金体系が別となっている翻訳会社も多い。そのためこのように「論文」だけを特別扱いして「論文翻訳」という名称を使う場合がある。
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わ行


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a〜z

A4ダブルスペース
英文タイプライターを使って文字を打つ場合のスタイルの種類のひとつ。「A4」は紙のサイズのA4のこと。「ダブルスペース」は、行と行のあいだを2行あける、ということ。1行あける場合を「シングルスペース」、3行あける場合を「トリプルスペース」1.5行あける場合を「1.5スペース」などと言う。かつてほとんどの翻訳会社では、和文英訳の請求をする場合、A4ダブルスペース換算で1枚いくら、という料金体系を採用していた。通常、A4の紙にダブルスペースで文字を打つと23〜25行になるが、「1枚」あたりのワード数があいまいなので、ワードカウントをするソフトウェアが普及した現在、この請求方法を採用している翻訳会社はかなり少なくなってきている。

BMP(ビットマップ)

Bitmap:Windowsが標準でサポートしている画像形式。白黒(2値)の画像からフルカラー(1677万7216色)までの色数を指定できる。基本的には無圧縮で画像を保存するが、16色と256色の形式では、圧縮するオプションが選択できる。

DTD
TRADOS関係用語
文書型定義(Document Type Definition)。SGML 、XML 、または HTML 文書が準拠すべき構造、要素、規則を定義するASCII ファイルを指す。DTD ファイルは、それが定義する文書とは別もの。最もよく使用される DTD の例は HTML 4.0 DTD で、すべての HTML 4.0 文書は、この DTD に基づいている。

DTD 設定ファイル
TRADOS関係用語
特定の DTD に準拠する文書の処理に必要な情報を含む文書。たとえば、TRADOS を使用して HTML、SGML 、および XML 文書を処理する場合には、DTD 設定ファイルが必要になる。DTD 設定ファイルは、初期設定ファイルとも呼ばれ、*.ini という拡張子がファイル名に付けられている。

DTP
DTP はDesktop publishingの略であるが、「出版(Publishing)とは印刷(Press)、断裁・製本・宣伝・流通など(=Postpress工程)まで包括したトータルな活動を意味するのに、DTPでは製版前まで(=Prepress工程)しかできないのだから言葉のねじれがある」という意見があり、DTP検定などではこの語を「Desktop Prepress」すなわち「卓上での印刷前工程」として再定義している。 また、近年のアップルコンピュータではDTPではなく「D&P(Design And Publishing)」という言葉を使っている。
もっとも、今後オンライン出版やオンデマンド出版などが伸長してくると、本当の意味で卓上出版が可能となり、DTPという語のねじれは解消されていくものと考えられる。代表的なDTPソフト、システムに、Quark XPress 、InDesign 、PageMaker 、FrameMaker 、Illustrator 、EDICOLOR 、Edian 、Microsoft Publisherなどがある。

EPS
Encapsulated PostScript:ファイルの保存形式のひとつである。EPSファイルの記述はPostScriptを基に記述されている。EPSファイルはPostScriptベースなので安定性も非常に高く、DTPの業界では最も一般的な形式として扱われる。

HTML
HTMLはHyper Text Markup Languageの略。この言語はブラウザ(Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト(代表的なものにマイクロソフト社のInternet Explorerがある)に表示する文字列やファイル名を、「タグ」と呼ばれる印の間に記述する事によって、文字や画像の文書構造を定義する。これらはテキストエディタ(Windowsならメモ帳など)に記述すればいいので、タグの使い方さえ覚えれば、メモ帳などだけでWebページを作成する事が可能となる。また、テキストエディタにHTMLを記述して作成したものを「HTMLファイル」と呼ぶ。

IT翻訳
ITはInformation Technologyの略なので、直訳すれば、情報技術となるが、一般的に「IT翻訳」は、「情報通信関連分野の翻訳」として考えられている。コンピュータ関連技術と通信機器関連技術は密接な関係があり、かつ日本のコンピュータメーカーの多くが、かつては通信機器メーカーだったこともあり、「IT翻訳」は、コンピュータ(ハード、ソフト)、通信、ネットワーク、電子機器分野の翻訳のことを指している。
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JPEG(ジェイペグ)
Joint Photographic Experts Group:画像ファイルの圧縮、伸張フォーマットのひとつ。

L10N
Localization(ローカリゼーション)の略語。Localizationの 先頭語Lと最後のNの間に10文字あることから、LとNの間にこのように数字の10を入れて表記する。

MIF
TRADOS関係用語
Maker Interchange Format。FrameMaker と他のアプリケーションの間の情報交換に使用されるテキストフォーマット。MIF 文書には、すべての書式情報およびページレイアウト情報が保持されている。

MLV
MLVはMultiple Language Vendorの略。ワールドワイドに支店を持ち、1つのソース言語から多数のターゲット言語への翻訳が可能な翻訳会社のこと。通常は大手のローカリゼーションサービスプロバイダのことを指す。

MultiTerm
TRADOS関係用語
TRADOS の用語管理システム。Translator's Workbenchと併用することによって、用語統一に威力を発揮する。

NDA
Non-Disclosure Agreement:情報開示された者に対してその情報を第三者に開示しない義務を課す契約のこと。新規のクライアントから翻訳用のソースや情報などを受け取る前に守秘義務を定めたNDAを結ぶ場合が多い。

OpenTypeフォント
WindowsとMacintoshでの相互互換を可能にした次世代フォントである。またダイナミックダウンロードの対応により、プリンタにPostScriptフォントがなくても高品位印刷が可能である。
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PostScript
ポストスクリプト:Adobe Systems社が開発したページ記述言語。高品位の印刷が可能なため、DTP用のレイアウトソフトがこの形式を採用している。文字や図形や画像と、それらの属性やページ内での位置情報を指定することができる。文字にはフォントや文字の大きさ、字飾りなどを指定することができ、図形は直線や円のほか、自由曲線を表現することが可能になっている。

SLV
SLVはSingle Language Vendorの略。通常1つのソース言語から1つのターゲット言語への翻訳しか行なっていない翻訳会社のこと。MLVに対してSLVと呼ばれる。取り扱っている言語数にかかわらず、ワールドワイドな支店を持っていない翻訳会社のことを単にSLVと呼ぶ場合も多い。

S-Tagger for FrameMaker
TRADOS関係用語
MIF形式に変換されたFrameMaker文書を、Translator's Workbenchで処理できるファイル(STFファイル)へ変換するためのソフトウェアのこと。また、翻訳終了後には、STFファイルを検証し、FrameMakerで処理できるよう再びMIFファイルへ逆変換することができる。
STFファイルを使うことにより、FrameMaker のページレイアウトや文字書式が翻訳処理中も保持される。

STF ファイル
TRADOS関係用語
S-Tagger for FrameMaker を使用して、Translator's Workbenchで処理できる形式に変換されたファイルのこと。変換前の書式は、コード化されたタグ (S-Tag) に変えられて保持される。STF ファイルへ変換することにより、FrameMaker文書をTagEditorTranslator's Workbench を使用して翻訳することが可能となる。ただし、変換前にFrameMakerにより文書をMIFファイルにしておくことが必要である。

TagEditor
TRADOS関係用語
TRADOS の翻訳エディタのことで、主としてタグつきの文書を扱う際に便利なツール。プラグインにより、タグの検証やスペルチェックを行うこともできる。処理可能な形式のファイルには以下がある。HTML、SGML、XMLSTFなどのタグ形式のファイル。InDesign、QuarkXPress、PageMaker、Ventura などの DTP 系ソフトウェアのファイル。PowerPoint、Excel、Word などの Microsoft オフィス系のファイル。

TIFF
Tagged Image File Format:EPSと並んで標準的な画像ファイルの保存形式。TIFFはMac、UNIX、Windowsなどで直接データのやり取りができる。

TRADOS
TRADOSとは、翻訳支援ツール翻訳メモリツール)の一種。2005年に英国のSDL社がTRADOS社を買収したため、正確にはSDL/TRADOSという商品名が正しい(http://www.sdl.com/ja/company/trados.htm)のだが、通常は従来どおりの呼び名のTRADOS(トラドス)で呼ばれている。翻訳をしてくれるソフト(翻訳ソフト)ではなく、あくまでも翻訳者が作業する際のサポート的な役割を担うツールである。

Translator's Workbench
TRADOS関係用語
文書解析、一括翻訳、および訳文の生成機能を備えた翻訳メモリデータベースおよび管理システム。Translator's Workbench は、Microsoft Word、TRADOS TagEditor、TRADOS T-Windows など、さまざまな編集環境で使用可能。一般に「TRADOS」と呼ぶ時にはこの「Translator's Workbench」を指すことが多い。

TrueTypeフォント
アウトラインフォントの規格のひとつであるTrueTypeで作成されたフォントの総称。場合によってはプリンタの機能に応じてビットマップフォントまたはソフトフォントとして生成されるスケーラブルなフォント。
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Type 1フォント
アウトラインフォントフォーマットのひとつ。PostScriptではType 1、Type 3などのフォーマットが規定されており、そのうち最も使われているもの。通常、ポストスクリプトフォントというと、Type 1フォントのことである。

UI用語
UIはUser Interfaceの略。ソフトウェアのメニュー用語やダイアログボックス中の文字列などのことを指す。たとえば、MS-Wordの場合であれば、「ファイル」「新規作成」「開く」「閉じる」「上書き保存」「名前をつけて保存」・・・・・などの言葉がこのUI用語にあたる。ローカリゼーションの際にはこの「UI用語」の翻訳が一段と重要性を持つことになる。

Web翻訳
websiteの翻訳のこと。日本では一般的にwebsite = ホームページ(本来はTopページのこと)と考えられているので、ホームページを翻訳すること、と定義して問題ないであろう。

WinAlign TRADOS関係用語
以前に翻訳した原文テキストと訳文テキストから、翻訳メモリのインポートファイルを作成することが可能な TRADOS のビジュアルな整合ツール。ある程度自動で整合は取れるが、原文テキストと訳文テキストが1対1で対応していない場合などは整合を取るのに苦労することになる。労力と効果のバランスを考えて実行することが必要である。

XML
XMLはExtensible Markup Languageの略。1998年2月に発表されたインターネット上で扱うデータを記述するための新しいデータフォーマットのこと。現在ではIT業界のみならず様々な業界が注目しており、文書処理からEコマースにいたるまでネットワーク上のデータ処理のあらゆる面でXMLが活用されている。HTMLでは決められたタグしか利用できなかったが、XMLでは独自のタグを利用できる。最近では、翻訳用のソースがXMLである場合も多くなってきている。
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