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翻訳業界用語集



A4ダブルスペース
英文タイプライターを使って文字を打つ場合のスタイルの種類のひとつ。

「A4」は紙のサイズのA4のこと。「ダブルスペース」は、行と行のあいだを2行あける、ということ。

1行あける場合を「シングルスペース」、3行あける場合を「トリプルスペース」1.5行あける場合を「1.5スペース」などと言う。

かつてほとんどの翻訳会社では、和文英訳の請求をする場合、A4ダブルスペース換算で1枚いくら、という料金体系を採用していた。

通常、A4の紙にダブルスペースで文字を打つと23~25行になるが、「1枚」あたりのワード数があいまいなので、ワードカウントをするソフトウェアが普及した現在、この請求方法を採用している翻訳会社はかなり少なくなってきている。

BMP(ビットマップ)

Bitmap:Windowsが標準でサポートしている画像形式。白黒(2値)の画像からフルカラー(1677万7216色)までの色数を指定できる。基本的には無圧縮で画像を保存するが、16色と256色の形式では、圧縮するオプションが選択できる。

DTD
TRADOS関係用語
文書型定義(Document Type Definition)。SGML 、XML 、または HTML 文書が準拠すべき構造、要素、規則を定義するASCII ファイルを指す。DTD ファイルは、それが定義する文書とは別もの。最もよく使用される DTD の例は HTML 4.0 DTD で、すべての HTML 4.0 文書は、この DTD に基づいている。

DTD 設定ファイル
TRADOS関係用語
特定の DTD に準拠する文書の処理に必要な情報を含む文書。たとえば、TRADOS を使用して HTML、SGML 、および XML 文書を処理する場合には、DTD 設定ファイルが必要になる。DTD 設定ファイルは、初期設定ファイルとも呼ばれ、*.ini という拡張子がファイル名に付けられている。

DTP
DTP はDesktop publishingの略であるが、「出版(Publishing)とは印刷(Press)、断裁・製本・宣伝・流通など(=Postpress工程)まで包括したトータルな活動を意味するのに、DTPでは製版前まで(=Prepress工程)しかできないのだから言葉のねじれがある」という意見があり、DTP検定などではこの語を「Desktop Prepress」すなわち「卓上での印刷前工程」として再定義している。

また、近年のアップルコンピュータではDTPではなく「D&P(Design And Publishing)」という言葉を使っている。

もっとも、今後オンライン出版やオンデマンド出版などが伸長してくると、本当の意味で卓上出版が可能となり、DTPという語のねじれは解消されていくものと考えられる。

代表的なDTPソフト、システムに、Quark XPress 、InDesign 、PageMaker 、FrameMaker 、Illustrator 、EDICOLOR 、Edian 、Microsoft Publisherなどがある。

EPS
Encapsulated PostScript:ファイルの保存形式のひとつである。EPSファイルの記述はPostScriptを基に記述されている。EPSファイルはPostScriptベースなので安定性も非常に高く、DTPの業界では最も一般的な形式として扱われる。

HTML
HTMLはHyper Text Markup Languageの略。

この言語はブラウザ(Webページを閲覧するためのアプリケーションソフト(代表的なものにマイクロソフト社のInternet Explorerがある)に表示する文字列やファイル名を、「タグ」と呼ばれる印の間に記述する事によって、文字や画像の文書構造を定義する。

これらはテキストエディタ(Windowsならメモ帳など)に記述すればいいので、タグの使い方さえ覚えれば、メモ帳などだけでWebページを作成する事が可能となる。また、テキストエディタにHTMLを記述して作成したものを「HTMLファイル」と呼ぶ。

IT翻訳
ITはInformation Technologyの略なので、直訳すれば、情報技術となるが、一般的に「IT翻訳」は、「情報通信関連分野の翻訳」として考えられている。

コンピュータ関連技術と通信機器関連技術は密接な関係があり、かつ日本のコンピュータメーカーの多くが、かつては通信機器メーカーだったこともあり、「IT翻訳」は、コンピュータ(ハード、ソフト)、通信、ネットワーク、電子機器分野の翻訳のことを指している。
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JPEG(ジェイペグ)
Joint Photographic Experts Group:画像ファイルの圧縮、伸張フォーマットのひとつ。

L10N
Localization(ローカリゼーション)の略語。Localizationの 先頭語Lと最後のNの間に10文字あることから、LとNの間にこのように数字の10を入れて表記する。

MIF
TRADOS関係用語
Maker Interchange Format。FrameMaker と他のアプリケーションの間の情報交換に使用されるテキストフォーマット。MIF 文書には、すべての書式情報およびページレイアウト情報が保持されている。

MLV
MLVはMultiple Language Vendorの略。ワールドワイドに支店を持ち、1つのソース言語から多数のターゲット言語への翻訳が可能な翻訳会社のこと。通常は大手のローカリゼーションサービスプロバイダのことを指す。

MultiTerm
TRADOS関係用語
TRADOS の用語管理システム。Translator's Workbenchと併用することによって、用語統一に威力を発揮する。

NDA
Non-Disclosure Agreement:情報開示された者に対してその情報を第三者に開示しない義務を課す契約のこと。新規のクライアントから翻訳用のソースや情報などを受け取る前に守秘義務を定めたNDAを結ぶ場合が多い。

OpenTypeフォント
WindowsとMacintoshでの相互互換を可能にした次世代フォントである。またダイナミックダウンロードの対応により、プリンタにPostScriptフォントがなくても高品位印刷が可能である。
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PostScript
ポストスクリプト:Adobe Systems社が開発したページ記述言語。高品位の印刷が可能なため、DTP用のレイアウトソフトがこの形式を採用している。文字や図形や画像と、それらの属性やページ内での位置情報を指定することができる。文字にはフォントや文字の大きさ、字飾りなどを指定することができ、図形は直線や円のほか、自由曲線を表現することが可能になっている。

SLV
SLVはSingle Language Vendorの略。通常1つのソース言語から1つのターゲット言語への翻訳しか行なっていない翻訳会社のこと。MLVに対してSLVと呼ばれる。取り扱っている言語数にかかわらず、ワールドワイドな支店を持っていない翻訳会社のことを単にSLVと呼ぶ場合も多い。

S-Tagger for FrameMaker
TRADOS関係用語
MIF形式に変換されたFrameMaker文書を、Translator's Workbenchで処理できるファイル(STFファイル)へ変換するためのソフトウェアのこと。また、翻訳終了後には、STFファイルを検証し、FrameMakerで処理できるよう再びMIFファイルへ逆変換することができる。
STFファイルを使うことにより、FrameMaker のページレイアウトや文字書式が翻訳処理中も保持される。

STF ファイル
TRADOS関係用語
S-Tagger for FrameMaker を使用して、Translator's Workbenchで処理できる形式に変換されたファイルのこと。変換前の書式は、コード化されたタグ (S-Tag) に変えられて保持される。STF ファイルへ変換することにより、FrameMaker文書をTagEditorTranslator's Workbench を使用して翻訳することが可能となる。ただし、変換前にFrameMakerにより文書をMIFファイルにしておくことが必要である。

TagEditor
TRADOS関係用語
TRADOS の翻訳エディタのことで、主としてタグつきの文書を扱う際に便利なツール。

プラグインにより、タグの検証やスペルチェックを行うこともできる。処理可能な形式のファイルには以下がある。HTML、SGML、XMLSTFなどのタグ形式のファイル。

InDesign、QuarkXPress、PageMaker、Ventura などの DTP 系ソフトウェアのファイル。PowerPoint、Excel、Word などの Microsoft オフィス系のファイル。

TIFF
Tagged Image File Format:EPSと並んで標準的な画像ファイルの保存形式。TIFFはMac、UNIX、Windowsなどで直接データのやり取りができる。

TRADOS
TRADOSとは、翻訳支援ツール翻訳メモリツール)の一種。

2005年に英国のSDL社がTRADOS社を買収したため、正確にはSDL/TRADOSという商品名が正しい(http://www.sdl.com/ja/company/trados.htm)のだが、通常は従来どおりの呼び名のTRADOS(トラドス)で呼ばれている。

翻訳をしてくれるソフト(翻訳ソフト)ではなく、あくまでも翻訳者が作業する際のサポート的な役割を担うツールである。

Translator's Workbench
TRADOS関係用語
文書解析、一括翻訳、および訳文の生成機能を備えた翻訳メモリデータベースおよび管理システム。Translator's Workbench は、Microsoft Word、TRADOS TagEditor、TRADOS T-Windows など、さまざまな編集環境で使用可能。一般に「TRADOS」と呼ぶ時にはこの「Translator's Workbench」を指すことが多い。

TrueTypeフォント
アウトラインフォントの規格のひとつであるTrueTypeで作成されたフォントの総称。場合によってはプリンタの機能に応じてビットマップフォントまたはソフトフォントとして生成されるスケーラブルなフォント。
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Type 1フォント
アウトラインフォントフォーマットのひとつ。PostScriptではType 1、Type 3などのフォーマットが規定されており、そのうち最も使われているもの。通常、ポストスクリプトフォントというと、Type 1フォントのことである。

UI用語
UIはUser Interfaceの略。ソフトウェアのメニュー用語やダイアログボックス中の文字列などのことを指す。たとえば、MS-Wordの場合であれば、「ファイル」「新規作成」「開く」「閉じる」「上書き保存」「名前をつけて保存」・・・・・などの言葉がこのUI用語にあたる。ローカリゼーションの際にはこの「UI用語」の翻訳が一段と重要性を持つことになる。

Web翻訳
websiteの翻訳のこと。日本では一般的にwebsite = ホームページ(本来はTopページのこと)と考えられているので、ホームページを翻訳すること、と定義して問題ないであろう。

WinAlign TRADOS関係用語
以前に翻訳した原文テキストと訳文テキストから、翻訳メモリのインポートファイルを作成することが可能な TRADOS のビジュアルな整合ツール。ある程度自動で整合は取れるが、原文テキストと訳文テキストが1対1で対応していない場合などは整合を取るのに苦労することになる。労力と効果のバランスを考えて実行することが必要である。

XML
XMLはExtensible Markup Languageの略。

1998年2月に発表されたインターネット上で扱うデータを記述するための新しいデータフォーマットのこと。現在ではIT業界のみならず様々な業界が注目しており、文書処理からEコマースにいたるまでネットワーク上のデータ処理のあらゆる面でXMLが活用されている。HTMLでは決められたタグしか利用できなかったが、XMLでは独自のタグを利用できる。最近では、翻訳用のソースがXMLである場合も多くなってきている。