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翻訳業界用語集



産業翻訳
「産業翻訳」の明確な定義はない。広辞苑によると「産業」とは、①生活していくための仕事 ②生産を営む仕事、工業、とある。

したがって、意味的には「実務翻訳」に近い。「技術翻訳」「工業翻訳」「ビジネス翻訳」はもちろんのこと、「一般翻訳」までも含めた「実務翻訳」、つまり金銭によって取引されている翻訳のこと、と言ってよいであろう。

「趣味や勉強や人助けのための翻訳」を除く、「職業としての翻訳」のこと、とも言える。

実務翻訳
「実務翻訳」の明確な定義はない。広辞苑によると「実務」とは「実際の事務。実地に使う業務」とあり、漠然としている。

「実務」とは「お金を稼ぐことを目的とした、仕事現場で使う業務」のこととも言えるので、「実務翻訳」とは「趣味や勉強や人助けのための翻訳」ではなく、「職業としての翻訳」のことであると定義できる。

そう考えると翻訳業界で金銭により取引されている「翻訳」はすべて「実務翻訳」ということになる。

自動翻訳
翻訳ソフトによる翻訳のこと。「機械翻訳」とも呼ばれる。

出版翻訳
文字通り、出版業界で必要とされる翻訳のことを指す。「文芸翻訳」と言うと、文学関連の小説をイメージしてしまうが、「出版翻訳」であれば、フィクション、ノンフィクションを問わず、幅広い分野の翻訳を指すため、最近では「文芸翻訳」の代わりにこの「出版翻訳」という言葉のほうが好まれる傾向がある。

仕様
最終訳文の仕上がりについて指定した指示事項のこと。通常レイアウトや表記法等に関し細かく規定されている。その仕様をまとめた文書のことを仕様書もしくはスタイルガイドと言う。

常体
英文和訳(英日翻訳)の時に使う文体で「である」体とも言う。

スタイルガイド
仕様書とも言う。翻訳時に使用される表現や表記方法などを定めた文書のこと。たとえば英文和訳(英日翻訳)の場合には「おくり仮名」や「カタカナ表記」などの仕様が詳細に定められている。

スペルアウト
spell-out:語を省略しないで記すこと。たとえば、LCDとしないでliquid crystal displayと記述するような場合のことを言う。

生物翻訳
「生物翻訳」の明確な定義はないが、「バイオ翻訳」とも呼ばれている。バイオテクノロジー、ライフサイエンス、DNA、動物学、植物学、微生物学、分子生物学、細胞生物学、生物工学、等々の分野の翻訳を指す。

全角スペース
文字どおり「全角」の「スペース(空白)」のこと。

上書き翻訳
で和文英訳するときに問題が生ずる場合がある。通常日本では日本語O/Sの上に日本語アプリケーションソフトを乗せて使っている。

全角スペースが入力されている日本語データに上書き翻訳して、そのデータを米国等のシングルバイト文字圏へ持って行くと、その全角スペース部分が文字化けをおこす。

ダブルバイトの空白である全角スペースはシングルバイト文字圏では表示ができないため、そのような不具合が生じる。

スペースは空白であるため、目では見つけにくいわけであるが、それを防ぐためには、上書き翻訳終了後、英語環境(英語O/Sと英語アプリケーション)でデータを表示して文字化けの有無をひとつひとつチェックしていかなければならない。

ソース言語
ある言語から別の言語に翻訳するとき、元(source)のほうの言語のことをソース言語と言う。英文和訳(英日翻訳)であれば、英語がソース言語、和文英訳(日英翻訳)であれば日本語がソース言語となる。