世界ネット広告費、2007年は28.2%の伸びを予測

2007.4.4 ITmedia News

インターネット広告費が急増、2008年中にラジオ広告費を上回る――メディアサービス代理店ZenithOptimediaが4月3日、世界の広告支出についての統計と、2009年までの予測を発表した。

これまでの10年間、毎年平均5%の伸びを見せてきた世界の広告支出額は、2006年には前年を6.2%上回り、4316億ドルに達した。広告市場は今後も拡大を続けるが、2007年の伸びは対前年で5.2%程度にとどまる見通し。一方、翌2008年は夏季オリンピック、米国の大統領選挙、サッカーの欧州選手権大会と「4年に1度」のイベントが相次ぐことから広告支出が増加、前年比6.2%の伸びが予測されている。

・・・・(記事の転載ここまで)

世界の広告費支出が伸びているということは、翻訳業界全体にとっても良いことでしょう。

近い将来、あらゆる情報がパーソナライズされ、各個人の好みに応じて、ピンポイントで個人宛に”配達”される時代が来るでしょう。

たとえば、インターネット検索や閲覧サイトの情報を記憶し、その人に興味ある情報だけをカスタマイズし、ニュースやCMとして配信する、とか、

ケーブルテレビのチャンネルの中から、その人がよく見る番組を記憶し、恋愛ドラマが多ければ化粧品とブランドバッグのCMを流し、サッカー中継が多ければスポーツ用具とスポーツドリンクのCMを流すとか、

iPodでダウンロードした情報に応じて、その人の好みの音楽・映像・芸能情報をカスタマイズして、CMとして流す、とか、

あるいは、車であるスーパーの前を通ると、カーナビやラジオやケータイに、その日のそのスーパーの特売品情報が流れている、とか、

非常に便利な世の中ではありますが、反面とても不気味な世の中とも言えます。しかし、世の中の情報量に応じて、「翻訳」の需要も増えていきますから、やはり、喜ぶべきこと、ではありますが。