県が通訳・翻訳員を募集

2007.2.6 **県内ニュース

県は4月1日採用の通訳・翻訳員(英語)1人を募集する。

書類の提出は14日まで。

通訳・翻訳員は県の行政事務一般の翻訳や外国からの賓客来県時の通訳業務などに当たる。

短大卒以上で、英検準一級以上か、TOEIC試験で800点以上の成績を修めていることなどが条件。

雇用期間は1年間で更新もある。

詳しい問い合わせは県国際交流グループ電話***(***)****へ。

・・・・(記事の転載ここまで)

これは実在するある地方新聞の、ある県の人材募集の記事広告です。まさに驚きの広告です。21世紀の日本に、いまだにこのような組織が残っているわけです。

「短大卒以上で、英検準一級以上か、TOEIC試験で800点以上の成績を修めている」人に、「県の行政事務一般の翻訳」や「外国からの賓客来県時の通訳業務」ができると本気で考えているのでしょうか?

いや、そう信じているからこのような広告を出しているのでしょうが、「翻訳や通訳なんか、女の子の仕事だから、安い給料でいくらでも使ってやる」という思想が、この文章から透けて見えます。

国際化とかグローバリゼーションが叫ばれてから久しいわけですが、日本の真のグローバリゼーションはまだまだ遠い、と実感させられた記事でした。