191万人が「123456」を使用

日経パソコン 2013年11月25日号の記事です。

米アドビシステムズから流出したパスワードの分析結果

米ストリクチャーコンサルティンググループ(SCG)は11月3日、米アドビシステムズから流出したパスワードの分析結果を公表。同社CEOのジェレミー・ゴスニー氏がTwitterで明らかにした。

アドビシステムズは10月3日、自社のサーバーが不正アクセスを受け、顧客情報やソフトウェアのソースコードなどが流出したと発表。少なくとも3800万件の顧客情報が流出したと説明していた。

2013d年11月22日 日経パソコン

(以上で記事終り)

現代社会はパスワードだらけなので、管理がとても大変です。

私も重要なパスワードだけで十数個持ち、ひとつひとつ記憶していますが、それとは別にさほど重要ではないものに関しては、5~6種類ほどのパスワードで使いまわしています。

しかし、何にどのパスワードを使ったかを覚えておくことは至難の業です。

下記は別の「パスワード流出事件」により分析された、パスワードの傾向です。

*******************************************

  • 長さは6文字と8文字が多い
  • 英大文字、英小文字、数字、記号のうち3つ以上を使っているのは4%程度
  • よく使われていたパスワード TOP10は以下の順序
    1. seinfeld
    2. password
    3. winner
    4. 123456
    5. purple
    6. sweeps
    7. contest
    8. princess
    9. maggie
    10. 9452

********************************************

やはり、「123456」と「password」の2つは使われていますね。

マイクロソフトでは「安全性の高いパスワードの作成」ということで下記のように説明しています。

  • 長さ: 可能な限り 8 文字以上で設定する。
  • 複雑さ: 文字、句読点、記号および数字を含める。
  • 変更: 強力なパスワードの効果を保つために、頻繁に変更する。
  • 多様性: すべてのアカウントで同じパスワードを使用しない。

詳細は、こちら

今のところ 「複雑にして自分が覚えやすいパスワードを多数持ち、かつ頻繁に変更する」という対抗策しかないようです。