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JES History

2006年2月から4月にかけblogで連載したJES Historyの保存版です。

第28回 父からの手紙(その2)
<2006/4/7>
(前回からの続き)

「そこで君の主な任務だが、この一社依存の危ない会社を安定した会社にしていくことだ。お得意先を20社位までに増やすことだ。

会社が安定成長を遂げるためには、利益をあげていかなければならない。

経営の柱は「商品」「顧客」そして「販売」の三つだ。

父の今までの努力で売るべき商品の形はほぼ出来上がっているので、ジェスコーポレーションにかけているのは顧客と販売ということになる。

これを均に増強してほしい。勿論父が営業本部長として指揮することになるので、当分は父の手足となって精一杯働いてほしいのだ。

(中略)


以上よく考えた上で自分の進路は自分の責任で決めるように。

二伸:会計事務所を選ぶ場合でも、就職は4月1日にせよ。そして実地に勉強をしていくのが一番よい。君は今まで学校に頼りすぎたきらいがある。早く社会に出て『実学』をせよ。」

そして私は卒業と同時に1981(昭和56)年4月1日、有限会社ジェスコーポレーションに入社しました。その7年後、父は亡くなるのですが、7年間のうち半分は癌との闘病生活だったため、少しでも早い入社は結果として間違っていなかったのかもしれません。


<1981(昭和56)年3月>
米国サクラメントにて。
ジェスコーポレーションへ入社する直前の私。