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JES History

2006年2月から4月にかけblogで連載したJES Historyの保存版です。

第11回 将来は確実に見えている
<2006/3/13>
引き続き、後年父から聞いた話です。

【 将来は確実に見えている】

「人は将来のことはわからないと言う。

しかしそれは間違っている。将来ほどはっきりわかることはない。なぜなら今の自分を見れば将来の自分も見えるからだ。

具体的な夢と目標を持ち、それに向かって日々努力する自分が、今ここにあれば、栄冠を勝ち取った自分の姿がはっきりとそこに見えるではないか。

人間が努力してできないことなど何もない。必ずできる。できないのは途中であきらめてしまうからだ。

その反対に具体的な夢も目標も持たずに、ただなんとなく生きている自分が、もし今ここにあるとすれば、今よりただシワと白髪が増えただけの5年後、10年後、20年後の自分の姿が目の前にはっきりと見えるではないか。

こんなにわかりやすいことはない」

実際このとおりに生きてきたのが私の父でした。

まさに人生を全力疾走で駆け抜けて行ったといえるでしょう。

ただ一方でこんなことも言っていました。

【 真の幸せは常に平凡な生活の中にある】

含蓄に富んだ言葉です。私にもこの言葉の意味が少しずつわかるようになってきた気がします。


<ツーショット>
1968(昭和43)年頃
リライターの女性がアメリカへ帰国する直前のツーショット。
青木橋ビルのオフィスにて。