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技術翻訳 ジェスコーポレーション

JES History

2006年2月から4月にかけblogで連載したJES Historyの保存版です。

第18回 利益と税金
<2006/3/24>
1969(昭和44)年9月、第5期の有限会社ジェスコーポレーションの決算書です。

資本金30万円、売上3,311万円、経常利益856万円、役員報酬312万円となっています。

厚生労働省の資料によると大卒男子初任給は1969(昭和44)年が32,406円で2004(平成16)年が198,300円となっていますから両者の開きは6.12倍です。

したがって第5期の決算書を現在の物価レベルに換算すると、資本金180万円、売上2億円、経常利益5,200万円、役員報酬1,900万円といったところでしょうか。

この時父は税金を払うために銀行から500万円借金をしたそうですが、一生懸命働いた結果が借金をつくることになり非常にがっくりきたと後年話していました。

確かに税金(50%)と予定納税(25%)をあわせると856万円×75%=642万円となりますから、そのくらいの借金は必要になるかもしれません。

さらに追い討ちをかけるように別の問題も発生してきていました。

一生懸命育ててきた翻訳者達が、ある程度翻訳ができるようになると次々と辞めていくことでした。

落胆した父は事業家として生きる道よりも、一人の翻訳者として頂点を極めていきたいと方向転換をすることになります。

社員数も徐々に減っていくにまかせ、数年後には父のほかには社員が一人か二人になり、その後しばらくそのような状況が続くことになります。


<会社の入口に立つ父>
1970(昭和45)年頃。